東海道線方面~小牧間乗り継ぎ

個人的に足しげく通う愛知県小牧市。だがここ、JRが通っておらず、唯一の鉄道である名鉄小牧線も名古屋方面には直通しておらず、微妙に行きにくい。いつも18きっぷシーズンに向かうので、主に東海道線沿線からのアクセス手段を羅列してみた。どれも上手い具合に一長一短。


名古屋~犬山線岩倉~名鉄バス小牧

一番まず思いついたのがこの経路。名古屋駅から犬山線に乗り換え、更に岩倉駅名鉄バスに乗り換えるルート。岩倉駅は全種別停車となり、名古屋~岩倉は特急最速で12分、他急行と準急で15分で360円。
名鉄バス岩倉駅小牧駅(岩倉線/61・63・65)は3ルートあり、合計で1時間に平日4便・土日3便だが、運行が無い便がある時間帯や時刻が変わる時間帯もあり、間隔は不規則。所要20~25分で運賃は共通で350円。尚、manacaを利用して乗り継いだ場合80円の乗り継ぎ割引がある。


一宮~名鉄バス岩倉~名鉄バス小牧

上記名古屋経由は地図上ではかなり遠回り。これを短絡する一宮~岩倉の名鉄バスを使ってショートカットするルート。十数年前までは直通便があったが、今は全て岩倉で分断。岩倉~小牧は上述のバスを利用。
一宮駅東口~岩倉駅名鉄バス(一宮川島線/50)は、平日朝夕は名鉄バスとしてはかなり便数が多いが、平日昼間と土日は30分に1便。片道25分・440円。状況によっては一宮~岩倉間は名古屋経由よりもこちらの方が早い。但し岩倉での乗り継ぎは決して良いとはいえず、大体は15分、中には30分待たされる便もある。こちらもmanacaだと乗り継ぎ割引が付くが、バス同士だと40円だけになる。


名古屋~高速バス

名鉄バスセンター(名古屋駅横)~小牧直通の名鉄バスの高速バス・桃花台線を利用するルート。これだけ途中の乗り継ぎが不要なので一番楽。他のルートでは更に乗り継ぎになる桃花台へも全便直通。名鉄バスセンター小牧駅の所要時間は約1時間、片道640円。市役所・アピタ小牧山も通るが、この場合市役所前ではなく手前の間々乳観音前を利用した方が570円で済む。昨年から車両が路線バスベースから全便観光バスベースにグレードアップ。
但しこちらも、以前は1時間に1~2便あったのが、パンデミックで一部2時間おきに減らされてしまった。特に小牧駅発名古屋行きは、平日18時・土日17時半で早くも最終便。


名古屋~地下鉄~小牧線

区間鉄道利用の場合のルート。乗り継ぎ検索とかをすると最初に出てくる。桜通線(東山線)~久屋大通(栄)~名城線平安通上飯田線小牧線名城線名古屋駅に乗り入れていないために、地下鉄内で2回も乗り継ぎが必要だが、時間は一番読める。所要時間40~50分、片道570円で運賃も一番安上がり。尚、地下鉄×名鉄電車間でのmanacaの乗り継ぎ割引は無い。
区間鉄道利用のルートだと、他に名古屋~犬山~小牧というルートもあるが、特に岐阜・一宮方面からだとNの字を書くようなかなりの遠回りルートになるため省略。


岐阜~各務原線~犬山~小牧線

関西方面からなら穴場的なルート。岐阜から名鉄各務原線小牧線が出ている犬山へ直行。名古屋や一宮を経由しないので、混雑区間を避ける目的でも使える。各務原線は時刻表上は急行などの種別があるものの、急行でも岐阜~新那加は普通扱いで運行するため、特に岐阜側からはほぼ全便普通しかないように見える。所要時間は45~50分程度、片道620円。各務原線小牧線とも15分間隔なので、犬山で最大12分程度の待ち時間がある。
又、18きっぷ所持の場合、岐阜~鵜沼間を高山線にすることで名鉄利用を新鵜沼~小牧に抑え、更に安上がりな360円にできる。高山線は駅が少ないので普通列車でも名鉄より速い。が、各務原線が15分間隔なのに対し高山線は半分の30分間隔でしか列車が来ない。