DQ11S・その3

サマディーをクリアしたら、王子から魔物寄せのボウガンを貰えた。PS4版限定要素としてボウガンアドベンチャーがあったが、あまり面白くなかったからかあえなく削除され、ボウガンは魔物寄せの機能のみが残った。ボウガンアドベンチャーのガイド役で城の前にいる「ユミル」も、単にボウガンの使い方を教えるのみのチョイ役に格下げ。
同時期に解禁される馬レースは、PS4版準拠のためドリフトを駆使しないとまず勝てない上級者仕様。なので、救済手段として新アイテム・黄金の手綱が売られている。常にスピードアップした状態になれるが、この段階で10000ゴールドはかなりの高額。ただでさえ馬レースは参加料が必要なので、少なくともこんな段階で買うアイテムではない。シルバー杯程度なら無しでも普通にクリア出来る。
シルビアが仲間になった直後、やはり新アイテムの馬呼びのベル入手。各地にあるベルをそのままアイテム化したもので、プラスボタンの項目にも追加されるので、馬に即乗ることが可能。



鍛冶では、素材が不足している場合、不足分だけその場で買って作る項目が登場。これによりわざわざ素材を買いに行く必要が減り、レシピが手に入った時点ですぐ作れるようになった。この機能の恩恵を受けた例が、PS4版で愛用していたユグノアの鎧兜。レシピが手に入るのはユグノア城跡、ロウ・マルティナ加入イベント中。しかし素材のうちプラチナ鉱石の最速入手は、鉱石ショップが無いPS4版だとメダチャット地方になるため、水門を開けて一連の人魚イベントをクリアするまでお預けだった。この機能ならイベント中でも作成可能で、鉱石一つ800ゴールド・鎧兜計で3200ゴールドかかるが、そこまで痛い額ではない。しかもSでのユグノアの鎧兜は色も新たに設定され、グリーンメタリックにカラーチェンジ。別にシルバーでも悪くはないがこちらもいい。



冒険の書の世界の合言葉をくれるヨッチ族の一覧は戦歴画面で確認でき、書の世界が攻略出来る順に並んでいる。早期に入手出来る8のラパンハウス・9の天使界共々、クリア自体はかなり後半になるので、一覧でもだいぶ後ろの方に回っている。どこで貰える合言葉がどの段階でクリアが可能なのかも一目で分かる。
が、そんな冒険の書の世界も段々違和感を覚えるように。元ネタ問わずグラフィックはSFC版3・6がベースの2Dモード、BGMはFC音源に固定されており、この2つの組み合わせは過去作でも存在しないため、6の世界だと見た目は同じだがBGMだけ古い、1~4の世界だとBGMはほぼオリジナル版の実機のままだが見た目はBGMに釣り合わないきれいさ、という現象が起こる。そして元から3Dを取り入れ、音源の制限もない7以降は、何故かドット絵にファミコンの音という、同人とかではよくあるが公式では異例の逆アレンジ。1~4であっても、例えば戦闘終了のMEは全作共通でFC版1の音源なので、1以外だとやっぱり違和感がする。段々何をプレーしているのか分からなくなってくるし、逆に3DS版やオリジナル版が恋しくなってくる。しかしわざわざ2Dと3Dでセーブデータを分けている都合上、3DS版の完全再現は技術的に不可能な故の全作統一と推測。忠実に再現した冒険の書の世界をやりたければ3DS版をやるしかないが、既に3DS自体が終息しすれちがいが絶望的な今に高威力のヨッチ族を大量にかき集め、過酷な時渡りの迷宮を全クリするのは苦行。



外海に出られた時点で、PS4版で実行していた"うさぎのしっぽ"集めを始める。メダチャット西の島にいるアルミラージを利用し、連携技のスーパールーレットを使って荒稼ぎ。今後仲間になるグレイグ将軍の分も含め16個必要になるため、何度もダメージを受けさせまくってゾーンに入らせ、無駄を省くためオークが混じらないアルミラージオンリーの組み合わせを選んで発動させる、を何度も繰り返す。オークのドロップアイテムはレアがどうでもいい鉄の槍、通常枠はもっとどうでもいい今更な薬草なので、宝箱を落とされると大損。仲間全員2つずつしっぽを装備することで、高確率で戦闘で誰かが何かしらのアイテムを落とすようになる。西の島には回復スポットもあるので非常に楽。



スキル配分も色々迷う。最初にプレーした3DS版では、8での地雷スキルにおびえて壁画世界クリアまで誰も全く配分させていなかったが、そんなスキルは無かったので今は普通に最初から色々入れる。ほぼセオリー化しているカミュの二刀流は当然ながら、主人公の勇者スキルは、後々消されることを考慮し殆ど手を出さないといった対策も取る。ミスしても、Sでは教会でのスキルリセットが最初から出来るので楽(3DSPS4版は異変後以降)。