SwitchでのDQ11の改良版。あくまで改良版であってリメイクではない。とりあえず始めてはみるが、リメイクでない以上オリジナルとあまり変わらないので、プレー日記は不定期。殆ど書かないかもしれない。
Sは3DS・PS4の折衷版といったところ。3D/2Dモードが用意され、3DはPS4版準拠のグラフィックになり、3Dモード限定で最大のウリである声があちこちで入る。通常の会話以外、ちょっとしたイベントになるとすぐ喋り、セリフに主人公の名前が入る場合は、読み飛ばされるかあなた・彼などの二人称に置き換えられるので、3DS版8に近い印象。主人公は喋らないのがドラクエの伝統であるが、今回ばかりは掛け声程度なら普通に言う。しかしそれすら許せない保守層のためなのか、サウンド設定で「主人公の息づかい あり/なし」が設定できる。なしにするとPS4版同様、一切喋らなくなるが、移動中のジャンプが従来の飛ぶ音から息づかいに変わっているため、なしにすると無音でジャンプする。
2Dモードは懐かしのドット絵、というか3DSの2Dモードのまま。なので特にTVモードだとかなり粗くなってしまい、却って見にくい。そして声が一切入らなくなり、いつもの電子音になるので、Sの利点がだいぶ失われる。プロローグなど強制的に3Dムービーが流れる場面はPS4版と全く同じ無言で進行。何より、3DS版では2D3Dの切り替えは教会ですぐ行えたが、Sではセーブデータが別個になり、変更しようとすると別データ+特定のポイントまで戻された上で切り替わるので、非常に煩雑になってしまった一方、3DS版では特定のムービー以外では片方のモードでしか見られなかったのが、一応これで全てのシーンがストーリーを進めながら2D3D両方見られるようになった。
他にも設定画面からは、バトルの速度が選べるようになり、普通スピードでも元々まあまあ速い方だが、超はやいに設定すると字が追えないくらいに速くなる。連打すると更に速くなり、敵が1体だけとかだと5秒程度で終わってしまう。
BGM設定では、オーケストラとシンセサイザーから選べ、オーケストラだと全てのBGMが壮大なオーケストラに早変わり。ただ2Dモードにはちょっと合わない気もする。シンセサイザーはPS4・3DS版と同じ馴染みのある音源になる。
地味にしばりプレイの項目が倍増。町の人が嘘をつくは明らかに経験者向け、楽な戦い=弱い敵からの経験値無し・敵強化・主人公死亡即全滅はサクサクプレーでは満足しない上級者向け。名前に反して主人公が戦わなくなるのでかなりの高難度モードだった"はずかしい呪い"には、仲間全員が対象になる"超はずかしい呪い"が追加。両方適用すると、最悪全員戦闘中に一切行動しなくなり極めて致命的。寧ろろくに攻撃しなくなるのでイライラするような気がする。
変な改良点が、屋内での移動速度が若干遅くなった。走りながら建物に入るとよく分かる。個人的には却って面倒になった印象。