地図より


岡山県倉敷市真備町の国道486号線沿いにある「備中石田」バス停。ここを通るのは井笠バス矢掛線(矢掛駅倉敷駅)、備中と付く通りその前は国鉄バス・中国JRバス…だったのだが、'12年の旧井笠鉄道廃業と同時に全線廃止になっており、このバス停にもうバスは来ない。なのに廃止から6年経ったこのストリートビューには、まだバス停標柱がそのまま残っている。廃業が殆ど夜逃げに近いほどかなり急だったので、撤去しきれないまま放置されてしまっているのか。事実、割と長距離である矢掛線の井笠単独区間は、ストリートビューが撮影された1年前の段階でまだ結構のバス停で標柱が残ったまま。標柱が中国地方共通タイプと異なるが、この標柱自体がJRバスから引き継がれたもの。
が、このエリアは豪雨でかなりの被害が出た場所であるため、今どうなっているかは分からない。そのままなのか、或いは洪水で流されたか。ストリートビューは豪雨直前の撮影なので、周りの様子も恐らく違う箇所がある可能性もある。

こちらは旧山陽道沿いにある備中箭田。代替交通である真備地区コミュニティタクシーの停留所に転用されているので現役だが、未だに井笠の名前が残る。左の社名を消した跡はJRとでも入っていたはず。過去のストリートビューでは矢掛線現役時代の各バス停が見られる。