ソードシールド・その1

発売当日。リストラ騒動も何のその、結局は各地で行列。推しがいないと知った子供たちはどう反応するやら…。
ソードかシールドかは、最終的に伝説のデザインの好みでシールドを選択。3DSと違い画面キャプチャが容易に出来るので、キャプチャ画像を多めに使ってみる。



ゲームを起動するといきなり設定から始まる。まずは言語選択、次に主人公の性別+肌の色を選択、名前入力。従来同様、一度決定すると全て二度と変更不可。名前は英字・記号が今回初めて日本仕様でも半角文字になった。前作までは強制的に全角になったので、特に海外ROMの外国人と並ぶとかなり浮いていた。



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エキシビジョンマッチのプロローグを終えると行動出来るようになる。このためオープニング映像は一度再起動しないと見られないが、そもそも今回はかなりシンプルになっている。
ナンバリング初の据え置き機ということで、グラフィックも動きも前作とは比較にならないほどきれいになったが、相変わらず声優は使っていないので人のセリフは無音。歩行速度も段階が設けられ、サンムーンでは無くなっていた歩きも可能に。壁などにぶつかると、恒例のドンドンという音が鳴る。
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いつものコマンド画面チェック。初期段階では3つしかない。GBAのエメラルド以来15年ぶりに1画面に戻ったので、地図の常時表示が無くなり、代わりのマップが初めて項目として登場。レポートは項目・Rボタンともに選択可能。次に何をすればよいかもここで確認出来る。
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設定画面はかなり項目が増えた。「おまかせレポート」はポケモン初のオートセーブ機能だが、捕獲即セーブになってしまうので、特に厳選する場合はオフ推奨。
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恒例の主人公の部屋のゲーム機は、勿論Switch。これまでドット絵や粗いモデリングだったのがここまできれいになった。



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今回のガラル地方のベースとなっているのは、産業革命期のイギリス。そこにスポーツ中継やスマホなどの現代要素を取り入れ、独自の世界観を作っている。前作のハワイベースのアローラとは打って変わって、レンガや風車、煙突があったりするのがいかにも欧州チック。左の人はおなじみ「科学の力ってすげー!」の人。今回もゲームで最初に登場する一般のNPCという栄えあるポジションで、今回は"歩いているだけで交換や勝負が始まる"と妙にあいまいになったし、その上現段階でこの機能は使えない。人に話しかけられる場合、アイコン等は出ないがNPCの表情が変わる。一方でフキダシだけで会話出来ないNPCもいる。



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友人、というかライバルに近いポジションのホップの兄であるチャンピオンから御三家の進呈。プロモーションするかのごとく動き回る。ここが厳選セーブポイント。ソフト独自のリセットは無いが、リセット自体はホームボタン→Xボタンで簡単。
新作での最初は水、が信念であるため、ここはメッソンを選択。雌雄比は圧倒的にオスが多い御三家ながら、男には見えないアシレーヌのような罠もたまにあるわけだが、今回のメッソンはなさそう。いつも通り「ひかえめ」「おくびょう」が出るまで粘り続け、出るまでバーベキューの無間地獄。選択後のイベントが若干長いが、それでもサンムーンの長さよりはまし。但しAボタンやLRボタン連打だと、翌日に勝手にバトルが始まってしまうので、特に翌日はB連打を推奨。また、トレーナーIDは相変わらずこのタイミングでないと確認出来ないため、ID厳選はやはり困難。2回目以降のプレーは、「ふしぎなおくりもの」などがコマンド画面に内包されたため、オープニング映像でAボタンを押すと前回のレポート地点から即始められ、このレスポンスは歴代最速。
尚、ホップはヒバニー、ようは前作のハウに続いてこちらが得意なタイプを選択。捕獲した際のSEは前作と全く同じ音源という、微妙な使いまわし。余りはチャンピオンが引き取る。無事18回目でひかえめが出たので続行。



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ホップとのバトル。今回は最初のオープニングバトルとしては初めて相手が2体持ちになったが、あまり強くない上に、こちらのレベルも2つ上がる。1画面化に伴い、戦闘のコマンドは前作までに比べてかなり小さくなった。一方で選択中は前作以上にコロコロカメラワークが変わり、特別な相手だと戦闘中でも相手が喋る。



バトルを終えると、ダンジョン的な「まどろみの森」に入る。しかしかなり短いのであまり問題ない。奥で歴代最速のタイミングでパッケージ伝説が登場するが、名前も出ない上に何の攻撃も出来ないまま終わる、ようはチラ見せ。クリア後ママに旅立ちを報告し、いつも通り餞別3万円支給され、何も言われないがこの時点でボールも5個支給。但しボールはこの先の2番道路でチャンピオンから更に20個支給。このタイミングで「ふしぎなおくりもの」解禁。
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叢の中では、何も操作しないとかがむようになり、スティックを少しだけ倒すことで忍び足で歩ける。時代の流れなのか、今作はシンボルエンカウントとなっており、これや「!」マークに当たると戦闘になる。忍び足だと「!」マークが出なくなるだけで、忍び足でもシンボルに当たるときっちり戦闘となり、このため叢の外でも戦闘になる。
1番道路で出現するのは、既に出てきたウールーの他、公表されていなかった「ホシガリス」「クスネ」「ココガラ」、「!」マーク限定でビードルとのリストラ争いに勝ち残ったキャタピー、と近年にしては珍しく序盤から新種多め。ホシガリスとココガラは要するに序盤恒例の小動物枠と鳥ポケ枠だが、ココガラは飛行タイプ単独でノーマルタイプは付かない。
更に、今作は最初から手持ち全員に経験値が配分されるようになった。戦闘に出ていない場合は半分カットされるが、わざわざ経験値目当てで戦闘に一瞬だけ出さなくても割とすいすいレベルが上がり、これで学習装置も完全に過去の遺物と化した。



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今作は、新しいアイテムを手に入れると解説が入る。「?」なアイテムを手に入れても分かりやすい。アイテムやポケモンのアイコンは、引き続きドット絵が採用されている。
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ポケモンセンターは、サンムーンだと左側はカフェスペースとなっていたが、今作は姓名判断・技忘れ・技思い出しが一体化。いずれも従来は作中で1か所しか無かったスポットで、技忘れはサンムーンでも序盤に出てきたが、一方の技思い出しは最終盤と極端だった。いずれの利用も、ボックス内に入っているポケモンも選択でき、しかも技思い出しは従来必要だったハートのウロコが不要に。これにより3つとも全て"序盤から・どこでも・無料で"出来るようになり一気に手軽に。
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すっかりポケモンのお楽しみ要素として定着した着せ替え。今作もブティックでは豊富なファッションアイテムが用意され、前作までは無かった手袋など更に細分化。今作は何やらブランドまで設定されている。但し序盤で買いすぎるのは危険。



2番道路では「!」マークで出現する種類がハスボーに変わっている。水タイプのメッソンにはいきなりの強敵で「はたく」しか攻撃手段が無いが、「なきごえ」で更に攻撃力を下げられジリ貧になってしまう。同じ水タイプの「カムガメ」、しつこくシンボルが追いかけてくる電気の「ワンパチ」と、メッソンには試練が続く。
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同じ2番道路では初の野良トレーナーもいる。今作もサンムーン同様、近づくとカットインが入りBGMが小さくなる安心機能付き。但し走ってさっさと近づくとカットインが入る間もなく見つかる。
博士の家でのホップ戦に勝つと「ダイマックスバンド」入手。しかしすぐダイマックスが出来るというわけではなく、この段階では代わりに「YY通信」が解禁。科学の力の人が言っていたのはこれのこと。勿論インターネット接続は有料で、無料なのは近くの人と接続出来るローカル通信のみ。