THE WORLD EVOLVE

新作スタート。まずはいつものファーストインプレッション。デジタルエンタテインメントから分社した「コナミアミューズメント」成立後としては初のQMAとなる。


今回のテーマカラーは黄色。前作で青みがかった部分(タイトル銘板・遊び方シート・背景の地色・枠の色・各種アイコンの地色など)が全て黄色ベースに変更されている。遊び方シートの内容は、前作ベースに加えジャパンツアーの広告も入るようになった。PASELIプレーには、ノーマルプレーにも僅かながら石+5%の特典が付くようになった。



モード選択も前作をほぼ踏襲、変わったのは色味と上部の宣伝用文字スーパー、現在未開催の「ウィークリーミッション」。購買部も変わらないが、数年ぶりの新規販売アイテムである着物が追加されている。マイルームのカスタマイズアイテム選択では、アイテム項目が全てアイコン化されてUIが大幅に改善+お気に入りコーディネートのプリセット機能のおまけつき。又、チャットスタンプ新設につきプリセットを行う設定画面が新たに追加。スタンプをタッチすると、実際に使用した際のSEが鳴る。違う場面で使われている音の他、過去作で使われていた音も使われており、意外と古参ファンがニヤリとする要素。



トーナメントはチュートリアルでテスト。前作のチュートリアルと同様、予習無し・全員COM・セレクト系のみ出題は変わらず、組上下に関わる成績には加算されないが正解率の加算対象にはなることも同じ。
画面すら一部を除き同じだが、BGMは通過者発表時以外は全て新曲に差し替えられ、決勝は3問×3人+ランダムジャンル3問から4問×3人に変更され、最後のランダムジャンルでの事故が起きなくなった。自選がこれまでの伝統だった3問から1問増えたため、相対的に勝てるチャンスが上がった。



グリバスは「グリバス・EVO」にリニューアル。選択するといきなり『迷惑行為禁止』なる物騒な注意書きが出てくる。最近、グリバス中の暴言、乗っけから問題を全て捨てる、わざわざメガホンを使って同行者に誹謗中傷を浴びせる事案が多発。事を重く見て、今作からはプレーの監視・通報体制を強化。違反者にはマッチングの排除・データ削除も吝かでないという、これまで見たことがないほどの強気さが窺える。
EVOではクラス(組)が設定され、マッチングメンバーに応じてクラスが決まるようだが、詳細な条件は伏せられている。ジョブ選択はマッチング後なので、モード選択後はいきなり予習画面になるのでオンオフの時間調整がしづらくなった。ジョブ選択も他人がどれを選んだかが分かるので、それに応じてこちらも臨機応変に選択する必要が出てきた。以前のように毎回回復役しかやらない…とはいかなくなった。ジョブは一部コマンドが変更されているので、ある程度のセオリーが作られるまで待つのもいいかもしれない。
HPのスケールは以前の半分程度になり、この部分は毎作変更されている。この時はHARDだったが、敵のダメージが一気に増えた反面、味方のダメージが減ってかなり倒しにくくなった。5段階中下から2番目でこれ、しかも自分からの難易度選択が不可能になり、先が思いやられる。グリバスの成績依存でクラスが決まるなら、とても捨てゲなんて出来ないから最早調整も出来ない。
ジョブレベルは経験値を自分でジョブに配分して上げる形になり、旧作のベル・魔道書相当のアイテムは全面廃止。経験値のプールは出来ないので、どれを上げるか事前に決めておく必要がある。ボコスカードも、魔道書があった部分は「経験値○%アップチケット」に置き換えられている。カード自体も月ごとの変更から、暁と同じグリムごとの変更に戻されたが、コンプリートまでが1つにつき200パワーと大幅に減っている。
検定はいつも通りスルー。アーカイブは通常検定をプレーすると貯められるポイントが無ければ解禁出来ないので、アーカイブだけやりたければ否応にも興味が無い検定をこなさなければならないという、割とクソなシステム。ますます手が遠のく。



まだまだ不明瞭な部分が多いので、迂闊に手を付けられない。特にグリバスに組が付いたのは、グリバスメインの自身からすれば大きな痛手。当面は混雑回避の他、詳細が明るみになるまで様子見だが、もしこれがトーナメントの組依存となると、トーナメントもろくに出来なくなる。前作以上に更にやらなくなりそうな気がしてきた。