撮影写真より


西日本JRバスの初代セレガFS(KC-RU3FSCB)。99年式と高速用としてはかなりの古参、正直今年に入ってもまだ生き残っているとは思わなかった。希望ナンバー以外で2桁という若いなにわナンバーは今や貴重。これと同型車に乗ってみたが、やはりというか車内はかなりくたびれており、車外も錆びが浮き出ている。
90年代の西日本の高速車は一部の貸切転用車や輸入車を除きほぼふそうばかりだった中、突如社番647-9971〜9981の全部で11台を一気に導入。ふそうのエアロバスと違い標準床仕様ということで、運転席横のステップが1段分無い分全高が低くなっている。後半の番号数台は神戸や京都に移ったが、大半の車両は現在も大阪に留まり、導入当初から変わらずほぼ中国ハイウェイバスに集中的に使用されている。セレガFSの導入はこの1回限りで終わり、その後は再びふそうのみの導入に戻った。次に日野が入るのはこの5年後、セレガR末期の頃になる。