第14回スルッとKANSAIバスまつり

早くも14回目を迎えたバスまつり。今年の会場は第8回以来の姫路で、第8回会場からは道路を挟んですぐ南の大手前公園。第8回以上に姫路城をバックにした写真が撮りやすかった。
展示車リストは以下の通り。例年通り大体1年以内の新車に●、車内非公開の車両に赤文字をつけている。昨年と比べて南海りんかんバス水間鉄道しずてつジャストラインが姿を消し、代わりに西日本JRバスが初登場。尚、この他にも神鉄バスが親会社の神鉄との共同ブースを鉄道エリアで展開していた。

  神戸交通振興 644(シティーループ) いつものシティー・ループ、この車両自体3度目の出展。降車ボタンを改造したルーレットゲームという一風変わったマシンを持ち込んでいた。
  神戸市交通局 ・444(ボンネットバス) これも恒例。いつでも降車ボタンが押せるというオリジナル装置を売っていた。
  大阪市交通局 19-1422(エルガ) 市営交通110周年企画として各営業所に1台だけ、昔のカラーリングを再現したラッピングがされた「ゼブラバス」を運行している。これはそのうち守口営の車両。
  神姫バス 10001(連接バス) 今回のホスト事業者だった神姫バスは、地元姫路の車両ではなく2度目の登場となった三田の連接バス。ブースではバスコレのシークレット(前後扉ノンステップ)をバラで販売していたものの、1人12個まで買えるということで1時間で完売。
  京都バス 118(エルガミオ) これも2度目の出展。ブースでは長野でのバスイベントのみの販売と告知されていた限定バスコレのエアロスターをサプライズ販売。
  京都市交通局 1507(日野+西工) いつもの梅津営から、今年は100系統専用車を出展。今回唯一の西工だった。
  京都京阪バス 8332(ブルーリボンII) 引き違い窓を装備した、いわゆるワンロマ車。京都京阪バスは、京阪宇治バス京阪シティバスと合併して誕生した新事業者だが、基本的には宇治バスの頃とあまり変わりない。
  南海バス ・268(ブルーリボンII) それまでと一転して普通のノンステップバスを持ってきた南海バス。勿論今年も車内非公開、廃品販売も殆ど無かった。
  和歌山バス ・412(セレガ) 2年連続での登場の高速バス。車内非公開もいつも通り。
近鉄バス 8452(セレガ) ハルカス〜関空のリムジンバス用。開業と同時に新車が用意された。
京阪バス C-3279(セレガ) 納車されたばかりの、間もなく運用を開始する定期観光のイラストバス。定期観光バスでは実に20年ぶりのスーパーハイデッカー。
  西日本JRバス 331-4901(エルガミオ) 関西私鉄と仲が悪いはずのJRグループからまさかの初出展。北陸新幹線開業と同時に金沢地区にPiTaPa導入を発表、そのため協議会にも加盟し今回の参加となった。同社主力の高速バス…と思いきや京都の路線バス。
  尼崎市交通局 24-559(エルガ) この車も昨年から引き続きの出展。今回も後半にLEDを使った面白表示のショーで客を集めていた。既に阪神バスへの譲渡が決まっており、次回バスまつりが最後の出展となる。
伊丹市交通局 4301(エルガ) 隣の尼崎市営とは色以外はほぼ同じ。
  下津井電鉄 B023(エルガミオ) 岡山枠からは2年連続3度目の出展となったジーンズバス。大量の廃品を持ってきていた。
奈良交通 ・824(エルガミオ) 奈良市内の周遊バス・ぐるっとバス専用車。昨年は何故か車内非公開だったが今年は公開。
山陽バス 4406(セレガ) 夜行高速用の新車。車内は公開されていたものの土足厳禁で、スリッパに履き替えていた。
  阪神バス 457(セレガ) 空港リムジン仕様のタイガースバス。この車もまた3度目の出展。
  阪急バス 2990(エアロクィーン) 今回は2台のみの出展に終わったふそう。夜行高速用のスーパーハイデッカー。ブースは阪急田園バスとの共同という形だったが、大半は阪急バス関連だった。
  大阪空港交通 3515(セレガ) 阪神バス同様空港リムジンのセレガ。
  高槻市交通部 3476(エアロスター) 昨年はUDだった高槻市営はエアロスターエアロスターもこの1台のみの出展に終わった。
  江若交通 なし キャパの関係か、車両を出展せずブースのみの展開だった江若バス。廃品は先週の草津でのイベントで大半を売ってしまったからかその売れ残りが中心だった。
今年は2台出展の事業者が全く無く、新車こそあまり無かったものの以前出展したことがある車両が多かったことと、展示車以外の車両も綱引き用の神姫のブルーリボンII1台のみ、変わった企画もこの綱引き程度と例年と比べて新鮮味に薄れ若干淋しい内容となった。恒例の限定バスコレも、通常版の第19弾が出たばかりだからか京阪バスの19弾通常仕様の差し替え版、神姫バスのシークレットバラ売りと京都バス、といずれも19弾関連ばかりで少々盛り上がりに欠けていた。ここ数年は売れ残ることが多かったからだろうか。 会場隣のビル屋上に展望台があり、このようなパノラマ写真を撮ることが出来た。 意外と知られていない?バスまつりの開催趣旨。バスファンの醸成・利用促進も兼ねているとのこと。今回は親子連れではなく明らかにマニア寄りな子供も多かった。 撤退時は恒例の出待ち撮影タイム。今回は全車姫路駅方面に南下するということで、姫路城をバックに出来ないこともないものの、歩道からバスと城を両方入れる構図は結構厳しい。写真は恐らくマニアツアーでかり出された南海ウイングバス南部(今回出展なし)の夜行車と。 連接バスは前後に先導車を従えていた。かなりのインパクトを放っており、一般の通行人までも思わずカメラやスマホを向けていた。