ブログを始めて10年経ったので、ネタになるような丁度10年前に造られたバスでもないか…と探してみたら、いいものがあった。丁度10年前のこの日に個体ではなく車種そのものが登場していた。エアロバス・エアロクィーンの新短期排ガス規制適合モデル、いわゆるPJ-MS。手持ちの写真でまだ上げたことがないものをどばっと上げてみた。貸切バスは基本撮らないのでほぼ全て高速バス。
(宮城交通)
(JRバス東北)
(会津バス)※中古
(京成バス)※直結エアコン
(京王電鉄バス)
(京浜急行バス)
(北鉄奥能登バス)
(三重交通)※直結エアコン
(阪神バス)
(神姫バス)
(両備バス)※直結エアコン
(ことでんバス)※直結エアコン・中古
(土佐電鉄)※当時
(JR四国バス)
(西肥バス)
(大分バス)
排ガス規制に加え灯火規制にも適合したモデルで、エンジンはV8から直6に変わったため全くの別物となったが、他はリフレクター・テールランプ・装着車のみ三菱重工製直結エアコンユニットの外観とふそうのロゴ+低PM排出ディーゼル車のステッカーに留まり、どう見ても規制に適合するためのその場凌ぎなモデルだった。リコール事件後初改良だったことから買い控えが目立ち、特にJRバスグループはそれまで西工製含め全社が導入していたのが、このモデルでは急減し東北と四国のみに留まった。エアロエースが西日本・中国を除き積極的に導入されているのとは対照的(西日本はエアロキングのみ、中国はふそうの導入自体を止め現在はいすゞのみ)。
その場凌ぎ故に生産期間は2年にも満たず、エンジンと車体下部を残して一新した新型にモデルチェンジ。大量導入した事業者も無いため、大概どこもタマ数が少ないレア車種。このモデルも登場から10年なので、一部では既に廃車・中古車市場への流出が始まっている。