川端通りの廃止バス停

川端通りのうち、五条→四条間の北行きには、植え込みを凹ませた不自然な駐車スペースがいくつかある。これらはバス停の跡で、路線が廃止された今はバス停も廃止されスペースが残っているのみ。
経由していたのは旧京都交通園部〜四条河原町急行バス(04年廃止)と市バス東8系統(97年廃止)。いずれもこの辺りの路線は五条通りを基点とした一方循環となっており、五条通りから川端通りに進入、四条京阪→四条河原町河原町通りを経由し、河原町五条から再び五条通りを折り返していくルート。特に東8は他の市バス・京阪バスの山科方面の路線が東大路通り→祇園から四条河原町に向かっていたのに対し、これだけが川端通り経由だった。東大路通りと比べると明らかに沿線施設が乏しいのだが、渋滞緩和のためか何かだったのだろうか。
今回もGoogleマップストリートビューを使って取り上げることにした。上手い具合にこの区間北行き車線で収録されている。尚、南行きに関しては元々路線以前に三条〜五条間は四条の前後を除き歩道自体が存在しないことから、バス停跡も存在しない。

五条京阪前


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五条大橋交差点の少し北にあるバス停スペース。京都交通・市バスとも停車していた。

川端松原


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松原橋のすぐ北にある。京都交通はここには停まらなかったため市バス東8系統専用のバス停だった。東8は譲渡先の京阪バスにも引き継がれずそのまま廃止になったため、以降15年以上放置されているのだが、ここにバス停があったことを表す白の破線は今でも補修されながら残っている模様。

四条京阪前


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四条との交差点よりもかなり南にあり、寧ろ団栗橋の方に近い位置にある。京都交通の路線があった時代、四条河原町はスペース上あまり長居できないからか、よくここで時間調整のため停まっていた。今は観光バスが客を降ろす際によく使われている。