DQ7・その2

石版を集めて過去エンゴウへ。この辺りから敵からのダメージが段々増えていき、マリベル辺りが多いと10程度のダメージを受ける。更に炎の山にはバブルスライムが出現し、こういうのを見ると毎回最序盤から脱出し冒険が軌道に乗ってきたという実感が湧いてくる。バブルスライム出現を見計らったかのように、この辺でどくけし草が結構タダで手に入り、炎の山では宝箱に入っている始末。正直宝箱からたった10Gのアイテムなんか出ても全然嬉しくないが(もう1ランク安い薬草入りの宝箱もあり)。
PS版ならエンゴウに行くか行かないかのレベルでマリベルが「しっぺ返し」という特技を覚える。受けた敵の攻撃をその都度そのままやり返す特技で、一部の敵専用技もそのままやり返す。あまり強くないマリベルにとっては中々有用な技だったが、今回はイオに取って代わられた。7の序盤は全体攻撃が殆ど出来なかったのでこれはこれで良いのだが、しっぺ返しを失った穴は個人的には大きい。実際イオは消費MPが多いので、これまでもよっぽどグループ数が多い場合を除き殆ど使ったことがない。これにより、しっぺ返しは武闘家+笑わせ師という組み合わせの職歴か、スライムのモンスター職をマスターしなければ覚えられなくなった。前者は上級職の組み合わせではない上に、あまり強くない笑わせ師に転職せねばならず、後者のスライムも弱く殆ど技を覚えないため、どちらをとっても面倒。
エンゴウでは「ほむら祭り」というイベントが始まる。山に感謝の意を込めて、炎を火口に投げ込むというものだが、PS版は普通にたいまつを持っていたものが、今回は火がついた帽子を被るというとてつもなくシュールな伝統行事に変わった。それも村人のほぼ全員が被っているのだから何とも不思議な光景。仲間含め、誰一人熱いと言わないのもまたシュール。
ボスが潜む炎の山は、一旦下ったあとまた上っていき、火口から少しずつ下に落ちていく、という長ったらしい構造になっているが、これには訳がある。このイベントにはタイム制限があり、階段を数回移動するたびに入口で並んでいた村人が1人ずつ炎の帽子を投げ込んでいき、最後の踊り子も投げ込んでしまうと、最初に過去エンゴウに来たときの錯覚と同じ大噴火を起こしてゲームオーバー(という夢オチ)になってしまう。そのためにわざとフロア数を引き延ばして緊迫感を出すようにした結果がこの長い道のりなのだろう。但し今回は噴火しないようになっている模様。
ボスは炎の巨人。顔がついた円柱というインパクト大なビジュアルで登場するものの、全くといっていいほど苦戦せず撃破。PS版ではマリベルがしっぺ返しで押しつぶす攻撃をやり返していたのだが…。こうしてまた一つ大陸を危機から救い、定番の報酬・石版を手に入れて撤収。こうやって石版の世界をクリアすると、毎回のように色んなこじつけの末に事実上のご褒美として石版が手に入るのだが、これが段々マンネリに思えてくる。特に今回は石版レーダーで入手前にもうネタバレしてしまうから余計に。