DQ7・その11

最後の石版に封印された世界となった過去コスタール。最後だけに単にダンジョンの奥まで行ってボスを倒して終わり、で済むものではない。
城に入るや否やどの家にも入れず、最初の夜からいきなりレッサーデーモンと化した赤ん坊を見せつけられる。翌日、足跡用のひかりゴケを手に入れるためホビット族の洞窟に向かうが、途中にある集落では人間とは不仲なので殆ど相手にしてもらえない。とっとと無視して最下層で苔を貪るガマデウス一味と対決。お供のたつのこ2体が同名の雑魚よりもかなり強化されており、動きも素早いので先制で甘い息を吐かれてバランスを崩される。だがめざめの歌ですぐに覚醒、あとはひたすらしゃくねつとしんくう波を使い続けるだけ。ガマデウスが何故か坂本龍馬のような口調なのかが気になったが…高知県出身なのだろうか。
これでやっと大灯台に入ることができるが、その前に準備として七色のしずくというアイテムが必要。話によると現代エスタード島にあるらしく、もしかしたらと思い序盤に船を手に入れたほこら内部の入江かと思い直行したが見事にハズレ。正解は謎の神殿の石像フロアから右にある青い旅の扉に入ると七色の入江にたどり着くことが出来るが、全くのノーヒントなのでさっぱり分からなかった。ご神木関連と同様、石版はやたらとヒントが充実している代わりによそでこうも難くなっていると意味がないのでは。
灯台は塔だけに仕掛けがあり、途中でマリオばりに穴の上を動く床に乗り移る場面が出てくる、それも2フロアも。隣の足場に移ることが出来るチャンスが一瞬しかない箇所もあり、慣れないと中々シビア。アクションゲームではないので当然ジャンプなど出来るはずもなく、失敗して落ちるとまた一からやり直し。途中の宝箱に寄っていたこともあり(しかも中身は種類など割とどうでもいいようなもの)、ここだけで結構時間を使わされた。しかし大灯台はシナリオ上過去・現代とも何度も来ることになるので、そのたびにこれをやらされるのが辛い。最上階でしずくを使って闇の炎を消し、現れた異世界で弱っちいボスを倒して終わり…ではなく、今度は王から書状を貰ってエンゴウに移動し灯台にともす種火を手に入れなければならない。以前の秘薬の時は過去でなければいけなかったが、どうやら種火を貰うなら過去・現代どちらでも構わない模様。種火が手に入ったらコスタールにとんぼ返り、またしても大灯台を上らなければならず、動く足場のこともありこの二度手間が非常に面倒。火をともしてようやく封印解除、お礼に主人公最強の水竜の剣が手に入る。同じく王様からの報酬で、入手時点であまり強くなかったフォロッド城でのどくがのナイフとはえらい違いである。
現代コスタールはカジノになっており、今回もふしぎな石版とまものせいそく図が景品になっていた。どちらも攻略自体には必要ないものだが準重要アイテムであり、小さなメダルと違い入手に運がかなり絡んでくるのはきつい。元々ギャンブル嫌いであり、DQのカジノであっても現実と同じく金の無駄という意識しか持っていないので殆どやらない。この2つもスロットやポーカーで稼ぐのではなく最初からコインを買って交換しようと目論んでいるが、セットだと合計7000コイン=14万ゴールド相当とかなり高額。ゴールデンスライムが出るまで後回しにしておこう。



次は天上の神殿の復活だが、前半2つの復活は既に神の石入手の時点で攻略済み。早速神殿の台座から過去フォロッド城東側にワープし残りの2つの復活を目指す。フィールド上の出現モンスターはフォロッド地方を攻略した当時のままで、かつて倒すのにかなり苦労したからくり兵も今や一撃。復活させたあと戻るのが少し面倒だったが、これといったボスもいないのですぐクリア、と同時に飛空石も手に入った。岩山を越えられる乗り物としては歴代シリーズで一番地味な見た目だが、今回は宝石のような飾りが付いた。それでもドラゴンやらペガサスやら機関車やらに比べると相当地味。新しく行けるところも山奥の塔北にあるほこらしかなく、ここで石版を貰ったら発掘現場へ。



発掘現場には新たにダンジョンが現れ、入口には学者と商人が倒れていた。しかし話しかけると「返事がない、ただのしかばねのようだ」。この人、よく考えるとかつてテントの前で客引きをしていた商人や、砂漠攻略後新たにテント内にいた学者ではなかろうか。知っている人物が変わり果てた姿で見つかるのは何とも不憫である。発掘現場の洞窟はろくなアイテムもないので、奥にある台座から更に魔空間の神殿に移動。ここは前半最大の山場であり、何の宝もない上に大量に存在する階段が現在地や目的地を分かりにくくしている。ここさえ抜ければ、いよいよ1回目のデミーラ戦に突入。
第1形態は呪文主体だが、しょっちゅう念じボールも使い、2連続で当たってしまうと180程度のダメージになってしまう。今の段階でも相当痛いのに、これが過去ダーマの時点で繰り出してきたのはやはりおかしいと思う。PS版には無かった脱皮をして変貌する第2形態はブレス主体になるが、これはそこまで脅威にはならず、寧ろヘルクラウダー戦で猛威を奮ったしんくう波を毎ターンのように繰り出し、連続して無属性攻撃の突進で180ダメージを与えこちらを確実に死に追いやる。中々素早いので、先読みしてベホマラーを使っていった結果、相手のタフさもあり全員かなりMPが減ってしまったものの何とか勝利。



ここでPS版でいうdisc1がようやく終了したところ。プレー時間は既に60時間近くになっており、普通のゲームならとっくに終わっている。しかしDQ7はここでやっと折り返しになる。