DQ7・その6

プレー日記をもう1週間分はつけたのに、いまだに中盤に入りかけのところ。相変わらずストーリーが長いのでいつ終わるのかが予測できない。


ダーマをクリアしたので転職が解禁になった。今作はレベル19までなら熟練度が上がるスライムの石版を利用することにより、超低レベルで勇者になることも可能だが、この時既にレベル19でそんな余裕は全くなかった。上級職の呪文・特技は9の職業システムのように転職すると忘れるので、PS版以上に計画的に就くことが重要になってくる。とりあえず回復呪文は必要最低限なので、ひとまず全員僧侶をマスターさせ、そこからは主人公は既定路線のゴッドハンド→勇者ルート、あとの2人は僧侶が関わる上級職であるパラディン・賢者に就かせることにした。このうちパラディンが早々に覚える「しんくう波」が強力で、どとうのひつじ・つるぎのまい・せいけん突きなど、PS版で猛威を振るった強力特技が軒並み弱体化or消費MP設定などの対策が取られる中、しんくう波は威力不変・消費MPも0のまま。ノーコストで敵全体に100近くのダメージ、それもまだレベル20前後でとなると殆どの敵を一撃で倒すことができ、完全なバランスブレイカー。よく似たポジションにある激しい炎・凍える吹雪は上級モンスター職、岩石落としはゴッドハンドで覚えることを考えると、覚える段階も異常に早い。おかげで砂漠の国は唯一スモークポットが若干ダメージを軽減させてきたが、それでも殆ど苦戦することなくあっという間にクリア。慣れてくると賢者が覚えるマヒャドイオナズンを使うのが馬鹿馬鹿しくなってくる。
尚、モンスター職は級に関わらず一度覚えた呪文・特技は忘れないため、心が余っているスライムになって「しっぺ返し」でも覚えようかと思ったが、しっぺ返しは3DS版では廃止され覚えなくなっていた。ゴールデンスライムなどが使う押しつぶし攻撃をやり返した際に3Dで表現しにくいからなのかどうかは謎だが、熟練速度もPS版から不変なこともあり結局スライムに就くことは取りやめにした。昔と同じようにモンスター職自体最初から手を付けない可能性大。


砂漠の次はクレージュ。村とダンジョンであるご神木の根っこがほぼ隣接しており、他のダンジョンも無いのでかなり簡単にクリアできる…と思ったが、重要アイテム「神木の朝つゆ」関連でつまづいてしまう。まず入手の段階から既に詰まり、水差しに入れようといても入れ方が分からない。雫が落ちるところで適当に調べてみたら勝手に取れたが、今度はこれを井戸に入れようとして道具コマンドで使ってみても何も起こらず、井戸をチェックしても覗くだけ。正解は井戸の前にいる怪しい男(ウルフデビル)の横で使うと話が進むが、ノーヒントなので分かりにくい。更にその後根っこ最深部でいどまじんと戦闘後水源付近でも使うことになるのだが、またしても井戸の前で使っても何も無し、チェックしても覗くだけ。井戸の回りにある水路に使うのが正解だが、ここもまたまたノーヒントなので分からないと完全に詰まる。石版探しは随分親切になったのに、代償なのか変な部分が不親切になっている。


この辺りからメタルスライムが出現。今作は熟練度を優先するため、レベルが上がりやすくなるメタル系は寧ろ邪魔といえる。パラディンが覚える「すてみ」なら、高確率で2ダメージ+DS版6に引き続き100%先制攻撃が出来るようになったため、これなら倒せないこともない。片や、PS版ではメタル狩りに使えた「気合いため→まじん斬りで必中」の技が使えなくなっており、まじん斬り自体も9ほどではないがMPを3消費するようになったので、職業によっては連発しにくくなりあまり使えなくなった。


このご神木の前にはエルフっぽい妖精がいる。恐らく固有グラフィックであろう中々エロい恰好をしているが、何故か名前がついていない。後半になってようやく自分が妖精であることを明かすだけで、結局最後まで名前を名乗ることはなく、従って会話の頭も最後まで「*」が付いたまま。現代では存在すら忘れ去られており誰も口に出さないが、BGMが何故かからくり研究所と同じ全滅時のものと相まってかなり印象的だった。最後にお礼として祝福の杖が渡されるが、これがダーマ編の最初で渡されていたら大幅に難易度が変わっていただろう。