今後遠出した際の記事については、バス関係は全てこのカテゴリに集約することにした。
今回は山口県の萩から島根県に入り、津和野から延々国道9号線を通って出雲地域を目指した。以前は萩から直接益田駅まで乗り入れる路線があったが、この4月で丁度廃止されていた(現在は乗合タクシーに転換した上で石見空港までに短縮)
防長交通の萩〜津和野間快速バス。県境越えの路線だが、萩と津和野はどちらも小京都ということで、50km程度離れているにも関わらずよくセットで観光されることもあり、観光客の利用も多い路線。この2つを結ぶ交通機関はこの系統が唯一。快速という種別を持っているが、同社の徳山〜岩国などと同様、特に通過する停留所はなく、実質系統番号の代わりみたいなもの。津和野営業所所属のため、防長交通では珍しい島根ナンバー。
この路線の裏技として、萩〜津和野間の通常運賃は2130円だが、各所で売っているバスカード1000円券を2枚、若しくは岩国市・宇部市で販売されている2000円券を使うと、支払い金額が2000円に割引される(カードの利用金額が2200円分あるため)。尚、使えるのは山口県内のバスカードであり、島根県内のバスカードは使えないので注意。
島根県のうち石見地域に当たる、津和野・益田〜大田間の地域の路線バスをほぼ独占している石見交通。地方の事業者にも関わらず、中古車が未だ1台もおらず(寧ろ高速バス車両を中古車市場に売却する側)、更にほぼ全車両の行き先表示のLED化を完了させるなど、かなり優秀。
車両は以前はこのようにエアロミディで統一されていた。
エアロミディの自社生産が終了すると同時に導入車種をエルガミオに変更、以降現在も継続。SDG-代の新車もエルガミオで、しかもノンステップ。
古い車両の中には、このような広告塗装がされているものもあった。まだラッピングバスがなかった90年代中盤あたりまで地方のバスによく見られたが、今は地方もラッピングバスが主流であり塗装のままのバスは減っている。
東京行き夜行バス「いわみエクスプレス」。津和野・石見地域の他に浜田道の各バスストップや、遠く離れた広島の三次も経由。その関係で津和野発は17時、東京駅発も18時と夜行バスにしては非常に早い出発時間。
ちなみにこの車もまたLKG-代の新車、しかも夜行バスでは今時珍しいスーパーハイデッカーのエアロクィーン。どこにこれだけ新車を買う金があるんだろう?