ペーパークラフト本2

01年にスルッとKANSAIより発売された、当時の加盟社局の車両を再現したペーパークラフトを40種類以上収録した本。その前年に発売された前号に引き続き収録車両を自分なりにイントロダクション。当時に比べて社局や車両の顔ぶれも変わったので、そろそろリメイク版みたいなのを出してほしいところ。

一応商品紹介を貼っておいたものの、当然絶版&ペーパークラフトという商品特性のため現在はオークション以外では入手困難。

1…大阪港トランスポートシステムニュートラムOTS100系
 └新交通ニュートラム用。サイズが小さいので先頭車+中間車のセット。実車は05年のOTS線が交通局に譲渡された際にこの車両も譲渡、現在は交通局の車両となっている。
2…大阪市営地下鉄66系
 └堺筋線用。他の地下鉄線で使われる「新20系」とは同時期の車両ながら全く見た目が異なる。
3…大阪市営地下鉄10系(リニューアル車)
 └御堂筋線用。98年以降に一部塗装変更を含めた改装工事を実施したためリニューアル車と付く。
4…大阪モノレール1000系(25編成)
 └当時の最新鋭車両だったが、この本の発売と前後して後継の2000系が導入されている。スカート部分がかなり複雑になっているため作成難易度が高い。
5…北大阪急行電鉄8000形
 └ポールスター号。長らく北急はこの車両しか在籍せず、これも前号に引き続き登場。屋根がフラットのため簡単に作れる。
6…京都市営地下鉄10系
 └烏丸線用。オールステンレス以外は見た目的にこれといった特徴がない、普通の車両。
7…近鉄21000系
 └名阪ノンストップ特急「アーバンライナー(当時、現アーバンライナーplus)」。新幹線を倒すべくデザイン・内装・走行性能全てを従来の近鉄特急から一新した車両。「く」の字に折れ曲がった前頭部のため少し作るのが複雑。
8…近鉄22000系
 └通称ACE。こちらは通常の特急車両で、カラーこそいつものオレンジ色だが、それ以外は全てそれまでの特急とは別物。最近になって後継(22600系)が登場した。
9…近鉄5820系
 └前号(00年当時)ではまだ未加盟だったため掲載できなかった近鉄は、その分もあってか今号は特別に3種類収録。これは新時代の普通車「シリーズ21」の系列で、クロス・ロング両方に変えられるデュアルシートを装備。
10…京阪6000系
 └当時まだ建設中だった自社の高層マンション「くずはタワーシティ」のラッピング電車で紺色一色。この翌年(02年)に解除され、当該編成は未だ旧塗装で運行中。
11…京阪8000系(ダブルデッカー)
 └新交通以外では唯一中間車のみの収録なので、前号に収録された先頭車とセットにするのがベスト。1階と2階の間に貼られた時代祭の行列を描いたカッティングも再現されていたが、実車は新塗装移行に伴い剥がされた。