西日本JRバス金沢営業所のエアロキング。長らく北陸道昼特急大阪号・ドリーム金沢号を中心に運行され続けてきた金沢のエアロキングだったが、どちらも12月から全便グランドリーム化。生産終了から久しく老朽化が避けられないエアロキングは段々グランドリームに置き換えて将来的に全て退役する予定であり、今回はその流れが一気に押し寄せてきた。金沢のキングは製造から15年近く経っている車両もあり、大手が夜行で使う車両としては異例の古参。
12月以降、金沢へのエアロキング運用は北陸ドリーム大阪号のみとなるが、昼特急のグラン化に伴いそれまでの昼夜兼用の運用から夜行のみの運用となるため、大阪側の車両だけでもやりくり出来ることから、金沢ナンバーのキングはこの改正を以て全車両廃車・移籍し二度と見られなくなる可能性がかなり高い。
こちらは既に見られなくなったと思われる、金沢ナンバー導入前の石川ナンバー時代のキング。高速車は頻繁に京阪神地区と車両のやりとりを行うためナンバーもコロコロ変わり、未だに石川ナンバーを保持し続けるキング、というより全体でももう殆どいないはず。当時の西日本JRバスは運行区間が車体に書かれていた車両が多かったが、書いてしまうと運用が固定化され続行などで他路線に使えなくなるため、今は一台も書かれていない。