茨城空港が1路線のみで開港すると聞いて少し調べてみたら、これはひどい。見事に周りは何もない、主要都市から絶妙すぎるほど中途な距離、最寄りの鉄道駅から遠すぎて車以外では非常に行きにくい、当然といえば当然だがその仁川行き路線も1日にたった1便。箱物行政のテンプレにするにはあまりにも典型的すぎて、そして分かりやすすぎる。こんなのを羽田・成田の緊急時の代替空港としたいとか言ってるから笑えてくる。
空港アクセスについては、廃止された鹿島鉄道の路盤を転用してバス専用道化し直行路線を運行する、と県は掲げているが、1日1往復&それ以外に何もないような場所には完全に無駄。区間利用も、人が乗らないから廃線になったのであって、こうやって整備しても使われないのは明らか。就航するのが定員140人のエアバスA320、これが満席になることはまずないので、せいぜい石岡駅発着の大型路線バスを着陸後・離陸前までに2〜3便走らせるだけで十分。フェリーだって、発着する港の大半は何もないところにあるので、同じように入港後と出航前に数便あるだけのところがほとんど。これ以上無駄に金を使う必要は全くない。