BDSP・その12

長いこと放置していたが、猿も『フレアドライブ』を覚えたことだしいい加減クリアさせる。
先ずは持ち物。恒例の『おまもりこばん』をシェアしていたため、固定で持たせていた持ち物がない。もう金はいいし、何か持ってないとかなり不利になる。剣盾に比べるとクリア前に拾える持ち物は限られており、『あくしゅう』スカタンクにぴったりな『おうじゃのしるし』はニョロゾのドロップのみ、『するどいキバ』はクリア後。相手の命中率を下げる『のんきのおこう』は、お香各種で唯一入手がクリア後。やはりクリア前は制限が多い。結局手持ちの中から適当に持たせる。
尚、四天王+チャンピオンに限り、一切攻略情報を見ないぶっつけ本番態勢。


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四天王はオリジナル版同様、久しぶりに順番固定。後年では四天王の部屋での演出がどんどん派手になっていったが、今作は昔のように単に対戦するだけ。


1人目・虫。だからといって安易に猿を使うわけにはいかず1人目のみに留め、なるべく複合タイプの弱点を突くようにし、出来ない場合はどちらでもないタイプを仕向けた。ジラーチが2発で落とせなかったビークインで苦戦し、合間に積まれたり回復されたりで追い込まれる。
最後は、虫のようで虫でないドラピオン。弱点は地面となるが、無関係のマナフィを送る。積み技が豊富で、『あまえる』+『とける』に『たべのこし』を持つことで、攻撃主体の相手には不死身に近くなり、『ほたるび』で特攻を一気に上げることで等倍タイプでも即死が可能。但し、急所技である『クロスポイズン』が急所に当たると半分持っていかれる。


2人目・地面。『ちょすい』ヌオーとナマズンで、タイプの段階で水対策がされている。ナマズンは『リンドのみ』で草対策も万全だが、さすがに4倍弱点となると防ぎきれない。ここのキモは『がんじょう』+『かいふくのくすり』で粘り続けるゴローニャ。満タンになると再び発動するため、すぐ倒すには中途なダメージに留めるといった工夫がいる。


3人目・炎。他の四天王は対戦時しか出番がないチョイ役だが、担当のオーバは唯一それまでで既に登場している。炎タイプの少なさからの妙な手持ちはオリジナル版からつっこみどころだったが、今回も炎は2体だけ。フワライドはタフな体を活かし、一撃に耐えた上で積んで『バトンタッチ』で猿に継がせるという面白い戦法を使ってくる。従来までの平トレーナーならまずこんなことしない。”君の勢い感じる 熱い気持ち伝わってくる”の変態じみたセリフはそのまま。


4人目・エスパー。最初のバリヤード相手にろくにダメージを与えられないスカタンク。HP以外の種族値は全て100未満という能力の低さがここで顕著に出た。もたもたしている間に『バリアー』『ひかりのかべ』で堅くされてしまう。毎ターン回復して消滅するまで時間稼ぎ。
最後のドータクンは特性が『ふゆう』か『たいねつ』かで弱点がまるで変わってくる。ここは『ふゆう』に賭けて猿を繰り出し『フレアドライブ』。もし『たいねつ』だったら炎技はろくに効かないので、反撃されて即死というギャンブルだったが見事成功。



4人倒してチャンピオンシロナご登場。貫禄の6体持ちで潰しにかかる。
1体目・ミカルゲ。オリジナル版当時は弱点がなく、小手調べにしては強敵すぎたが、今はフェアリーという弱点がある。マナフィジラーチがいなければ、これのためにマリルリorサーナイトでも持っておけばよかったかも。マンムーが力ずくで片付ける。
2体目・ロズレイド。猿だと『どくのトゲ』が刺さる可能性があったためジラーチ投入で一撃。
3体目・トリトドン。今度はこちらのロズレイドで一撃。『リンドのみ』を持っていなかったことが幸いした。
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4体目・ミロカロス。ここが鬼門。トリトドンと同じノリで攻撃するも当然耐え、反撃の『ミラーコート』で即死…と思いきや、なかよし度の特典で耐えた。急所に当たったり、攻撃をかわしたり、勝手に状態異常を克服したりもあるが、多分この要素は賛否両論。オリジナル版には無く、XY以降から導入されている。
特殊攻撃を使うのは危険と判断し、スカタンクに変えるも、やはりダメージは僅少。草対策の『れいとうビーム』を持つのでロズレイドは無闇に復帰させられず、更に『じこさいせい』で何度も回復。まるでこちらが薬で回復を繰り返す様を見せつけられているかのよう。『かえんだま』持ちなので勝手に火傷するが、HP回復で帳消しにされるし、物理技は持っていないので殆ど関係ない。最終的にジラーチで特殊中心に戻し無理矢理倒す。
5体目・ルカリオ。猿の『フレアドライブ』が決まって一撃。もし『かえんぐるま』のままだったら簡単に返り討ちにされていた。
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そして大トリを飾る、チャンピオンシロナ永遠の相棒ガブ。最後の最後でドラゴンタイプ・ここまでの5体の種族値合計の最高がミロカロスの540に対し600という、その突き抜けたスペックはラスボスにふさわしい。マンムーなんて出せるはずがなく、ここで再びマナフィで積みに出る。『つるぎのまい』×『あまえる』の応酬が10ターンも続いたが、相手が諦めたのか『じしん』連発になってきたタイミングで『とける』。更に『ほたるび』からの『なみのり』だが、通常は『ほたるび』1回で一撃なのに耐えた。放っておくと全てを粉砕する破壊力を身につける上に高耐久。ガブの偉大さが身に沁みた。ここまで37時間、24時間以内でも普通にクリア出来る内容だがかなり時間を使い過ぎた。



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紆余曲折を経て実家に戻る。ベッドで寝られるアクションは実家限定。


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クリア後は、まずキッサキシティの船に乗る。バグにより波のテクスチャに色がついておらず、作りかけの画面に見える。このように相変わらずバグ満載だが、普通にプレーする分は見た目以外は特に影響はない。ただ、バグ抜きにしても剣盾より1年早く出すべきだった。