撮影写真より


都営バスの中古車。各事業者の独自装備が減った標準仕様ノンステップバスの中古が普及し、段々元ユーザーの識別がしにくくなっているが、都営バスは比較的分かりやすい。最大の特徴は、大体はそのままになっている"みんくる"仕様のシートだが、屋根にある、前:ベンチレーター・後:換気扇の組み合わせも都営バスらしい装備。同じ組み合わせは名古屋市バスにも存在するが、ノンステップ車は殆ど中古車市場に出ていない上、側面表示の位置やサイドミラーが異なる。
九州産交バスの元都営バスのうち、東京時代にはM代を名乗っていたPJ-KV234L1。前輪横にあったマイク用スピーカーがきれいに撤去され、窓がフルスモークになっているため中が見えないが、珍しくシートも全てモケットが自社マスコット・産太くん仕様に交換され、ロングシートの優先席も前向きシートに換装。都営バスの名残をかなり消している。