旧JR大社駅に残っている運賃表。廃線になった平成初期辺りのものと思われる。
長距離列車が存在したので、最初にいきなり東京から始まり、横浜名古屋京阪神、西宮・明石～広島・下関＋中国山地、四国に北九州・福岡・熊本・宝塚。山陰線沿線は綾部～長門市と非常に広いエリアをカバー。大山口～静間間は全駅が載っている(当時未開業の東山公園・廃線当時は既にあったはずの出雲神西は無し、西出雲は旧名の知井宮で掲載)。山陰支線として、境線・木次線・美祢線・山口線と、当時直営だった宮豊線、最近廃線になった三江線。一番端に、一番近いはずの大社線の出雲高松・荒茅が入っているのも、長距離利用がメインだった国鉄時代ならではで、今では考えられない。現在駅の運賃表に載っている範囲は基本的に片道100km以内なので、ここに当てはめると赤碕～浜田・根雨・加茂中～出雲三成・境線＋大社線だけになる。
いずれも運賃のみ。右下に出雲市駅発着として特急料金・急行料金・グリーン料金・寝台料金が載っている。急行は臨時を除いて既にJRそのものから全滅したが、サンライズ出雲がまだ現役なので、一応今も寝台で横浜・東京へ直通可能。寝台は現在は個室のみで、当時のA寝台個室は13100円・現在は13980円。
