バスに乗っているとよく耳にする「○○入口」という名前のバス停。その地名や施設へ通じる道の最寄りという意味で付けられることが多く、「○○前」に比べると一段階手前という位置づけ。
関東では珍しくない、というよりどこにでもある名前だが、関西ではとんと聞かない。試しに調べてみると…
西武大津グリーンハイツ入口(近江鉄道) 東急団地入口(帝産湖南交通) サンシャイン入口(帝産湖南交通) 団地入口(阪急バス) 間谷住宅入口(阪急バス) 桜道入口(阪急バス) 第二テクノ入口(神姫バス) 清水工業団地入口(ウエスト神姫) ボールパーク入口(淡路交通)
コミュニティバスはこの手の名前が付けられやすいので、敢えて省いたが、それでもたったこれだけしかない。東海3県も、コミュニティバスを除くと濃飛バスの「厳立公園入口」の1箇所だけ。ちなみに都営バスだと単独で50箇所以上もあるので、その差は歴然。○○入口は少なくても、単に「○○口」という名前なら関西・東海とも少なくなく、こんなところにも地域差が出てくる。
京都は入口バス停は1箇所も存在しないが、その代わりに「道」という字が主に寺社最寄りで入口とほぼ同義で使われている(金閣寺道・銀閣寺道など)。