パソコン用ICカードリーダーがあれば、家にいながらSuica等各種交通系ICカードの使用履歴・残高を確認できる便利なソフトがある。特に回数券代わりに利用するため各地のカードを所有しているような身には非常にありたがい。
代表的なものが「SFCard Peeper」と「N-icopa」。どちらも各地のICカードに対応し、カードに記録された生データから閲覧できるという優れもの。前者は既に何年も前で更新が止まっているため今後の発展は望み薄だが、履歴が40件前から閲覧できる。後者は対応カードが更に多く現在も更新を重ねているものの、履歴は20件前までしか閲覧できないと一長一短。どちらも鉄道駅はほぼ全駅の表示に対応しており、どの会社のどの駅を利用したのかは一目で分かるが、バスの停留所は特に地方のバスがまだ情報不足のためごく一部しか表示されない。どちらも駅・停留所のデータベースは共用で、また随時更新されているので、ソフト内のデータベースも自主的且つ定期的に更新した方がいい。
また、ICカードの規格・Felicaを開発した大本であるソニーからも「SFCard Viewer 2」が配布されている。こちらは生データが閲覧できない分、見た目はすっきりしている。勿論鉄道駅の履歴表示はどの駅でも対応しているし、広島の「PASPY」はバス停留所まで細かく表示される。ただ、対応カードは上記2種と比べるとぐっと少なくなり、「PASPY」以外のバス停留所は一切表示されないため、圧倒的に使えない。
尚、以下のカードはどのソフトでも閲覧に対応していないため、残額確認は窓口や車内でしか行えない。履歴を窓口・チャージ機で印字したりメモしておいた方が賢明。
ドゥカード(道北バス) 北海道北見バスICカード NORUCA(福島交通) でんてつハイカード(日立電鉄交通サービス) 山梨交通ICカード Ecomyca(富山地鉄軌道線)*1 近江鉄道ICカード Hareca(両備・岡電・下電) ですか(高知県内各社) めじろんnimoca(大分県内各社) いわさきICカード(鹿児島県内各社・いわさきグループ発行)*2