梅田のイルミネーションと共に。
※本路線は29年3月末を以て全線廃止。以下は廃止前の内容。
2016年に大量発生した近鉄バス免許維持路線群の一角。同社指折りのドル箱路線だった阪奈生駒線も、とうとう廃止となってしまう。
遠い昔は生駒山脈を越え奈良まで通じていたため、このような路線名になっている。奈良県内から撤退し県境ギリギリ手前の生駒登山口止まりとなったあとは住道で分割されたものの、以降改正のたびにみるみる減っていった。殆どの区間で並走する大阪市バス36系統は、サービスや便数などほぼ全ての面で上回り、とても太刀打ち出来なかった。
08年に区間便の起終点を浜南口から稲田車庫に延伸・変更、同時に浜南口〜住道は土曜片道1便の免許維持路線となった。それでも減便は止まらず、住道便は昨年8月にダイヤ改正日である8月11日のみの毎年限定運行という、京都バス大原〜鞍馬と同じ年に1便のシステムを取ったが、直後梅田系統と共に3月末での廃止が発表。「どうせ廃止するんだから、改正当日の年1便という名目でもう廃止まで運行しない」という、新たな免許維持の形を作った。尤も、廃止前提の時点で維持のへったくれもないが。
梅田系統も1〜2時間に1便まで減り続けた挙げ句、12月で免許維持路線化され、最後の3ヶ月は土曜1便になる。かつて県境を越えた路線としてはあまりにあっけない幕切れ。廃止後の梅田の乗り場は、名実共に近鉄高速バスの専用乗り場となる。一方で住道〜生駒登山口は今も健在だがあまり多いとはいえず、最大で1時間半も空く時間帯がある。
稲田車庫前 | → | 地下鉄横堤 | → | 地下鉄今福鶴見 | → | 蒲生4 | → | 京橋 | → | 南森町 | → | 梅田 |
17:50 | 18:01 | 18:06 | 18:11 | 18:16 | 18:23 | 18:27 |
梅田 | → | 南森町 | → | 京橋 | → | 蒲生4 | → | 地下鉄今福鶴見 | → | 浜南口 | → | 稲田車庫前 |
18:45 | 18:51 | 18:58 | 19:01 | 19:06 | 19:17 | 19:23 |