なるべくバスで四国一周(高松→徳島)

ラストは今までで最も距離が短く100kmもない上に、以前逆方向ながら乗ったことがあるルート。

高松駅→引田駅
大川バス引田線


高松市街から唯一市外に抜けるバス路線。いつの間にかことでんICカードIrucaに対応し高額運賃区間でも支払いが簡単になった。国道11号線へはかなり後半になって合流、終点引田駅も11号線沿いにある。到着後は少し休憩したのちすぐ折り返していった。

引田駅→鳴門駅
徳島バス引田線


以前は鳴門市営バスだった路線。市営バスでありながら越県路線、しかもそれなりに便数があるという全国的にも珍しい路線だったが、市営バス廃止に伴い今年から徳島バスに移管。徳島バスの一般路線にとっては久々の香川県進出だが、今回の車両は装備品から車内放送までほぼ市営バス時代のまま。ちなみに高速バスタイプの車両を除くと今回初のツーステップバス、ついでに今回唯一のいすゞ車でもあった。
これも国道11号線を瀬戸内海沿いに走る。「北灘県境」というバス停を過ぎるといよいよ徳島県に戻った。丁度11号線に旧道に入ったところの「明神」には市営バスの廃車体が見えたが、車種が廃車体にしては新しい富士7Eだったので、恐らく市営バス廃止直前まで現役だった車両と思われる。保存目的なのかもしれない。

鳴門駅徳島駅
徳島バス鳴門線


この区間にはJR鳴門線があるものの、完全にローカル線然とした運行体系であまり使い物にならず、メインはバス。鳴門駅徳島駅間の徳島バスは全部で5種類もの路線があり、全て足すと10〜20分に1便とJRの倍以上の便数。
今回乗車したのは中喜来バイパス経由。徳島発着の高速バスが経由する11号線バイパスを長々と走行するが、バイパスだけに車を使わずにわざわざバスに乗るような客は殆どおらずひたすら暴走。


こうして3日半かけて無事に徳島駅に帰ってきた。途中でJRや高速バスを使う区間はあったものの、それでも国道沿いに一周した場合の700km強のうち400〜500kmは一般の路線バスに乗って移動したことになる。平日なら今回スルーした区間も一部バスに乗ることが出来た区間があるかもしれないがとても無理。運賃は計算していないが軽く2万円は超えていたはず。時間最優先だったため殆ど観光は出来ず、風情のいい海岸線の道を多く通ることは出来たものの、特に松山は到着から出発まで駅周辺からほぼ移動することなく離れてしまった。これがバス乗り継ぎの旅のしんどいところ。