静岡県東部はこれまで何度か行ってみたが、より近いはずの西部はほとんど行ったことがなかった。というのも高速バス路線がろくにないし(「京阪神ドリーム静岡号」という直通路線があるが、京都発着時間がそれぞれ0時前・5時と使いづらい)、新幹線や東海道本線乗継ぎは論外。結局今回は往復とも名古屋で東名ハイウェイバスに乗り継ぐことにした。
まずは浜松。ここも距離的には微妙すぎるため、今まで通過することは腐るほどあっても降り立ったのはこれが初めて。
バス・鉄道はおろか、トヨタのディーラーまでグループに入れ、浜松での移動手段をほぼ独占的に展開している遠州鉄道。かつて主流だったこの日野+富士重工の組み合わせもまだそこそこいる模様。ノンステップになってもシートはハイバック・アームレストはパイプではなく一枚物・運転席後部のLEDで各種情報やニュース、更に運転士氏名まで流れる、とかなりサービスが高い。ツーステップ車の場合リーフサスなのが唯一の弱点。
かなりの数が導入されたレインボーHR。国交省の標準仕様車が導入されるギリギリまで中扉はグライドドアだった。モヤシのグライドドアは全国的に見ても恐らくここだけ。
現在のエコハイブリッドの前身モデルとなる、エアロスターノンステップHEV。岐阜バス・名鉄バスとここの計5台のみが造られた。側面LED表示機は薄型のため戸袋に装備されているのも特徴。
一方、3年前に県内では半世紀ぶりの路線バス新規参入となった浜松バス。名前の割に浜北区でのみ細々と運行していたが、今年度末で早くも路線バス撤退が決定。
車両は当然ながら全て中古。こちらは元京阪宇治交通→京阪バス男山で使われていた日産ディーゼルRN。実質的にこれが最後の導入車となる。
RNの少し前に入った、元横浜市営のリエッセ。横浜の名所が入ったシートやマスコットのはまりんが入ったステッカーもそのまま。
そして静岡市。静岡駅に来たのは3年ぶりで、当時よりだいぶ綺麗になった。その反面新静岡は建て替えで何もなくなっていたり。
しずてつジャストラインのバスの側面広告はラッピング式。日野車だけにデュトロの広告、漁港の清水だけに魚を運ぶなら天然という宣伝文句。
回送を利用して、本日開業した横浜行き高速バスを宣伝。でもぱっと見この車が高速バスに見える。
帰りは名古屋・栄のポケセンに寄る。ポケウォーカーの通信目的だったが、ついでに一部だけ買ってあったブイコレのキャンバスぬいぐるみを全種買い占める。これでまた余計な出費が…。