京都→名古屋間交通比較・JR編

だいぶ昔に同じようなことをした覚えがあるので、今回は最新版の時刻で比較&かさばるので方面・会社ごとに分割。

新幹線

最も早いのが新幹線。所要時間は、ノンストップであるのぞみと一部のひかりで36分、米原岐阜羽島に停車する一部のひかりとこだまでも52分と、どちらも他を圧倒。
現在の始終発時刻は以下の通りで、始発なら名古屋に7時前に着き、最終なら京都に23時前まで滞在することができる。

京都6:14→(のぞみ200号/新大阪→東京)→名古屋6:49
京都22:45→(のぞみ98号/博多→名古屋)→名古屋23:21

通常運賃は以下の通り。もちろん早い分運賃は張り、自由席でさえ在来線運賃のほぼ倍。

のぞみ・ひかり・こだま自由席…4930円
ひかり・こだま指定席…5440円
のぞみ指定席…5640円
ひかり・こだまグリーン車…7600円
のぞみグリーン車…7800円

そこで利用したいのが各種のお得なきっぷ。こだま専用のツアープラン「ぷらっとこだま」は、ワンドリンク引換券も付きながら、指定席が4100円と1000円以上も安くなり、更にグリーン車も通常の指定席並みの5700円で利用可能のため人気が高い。但し乗車券ではなくツアー形式のため「みどりの窓口」などJRの駅窓口では取り扱っておらず、JR東海ツアーズなどの旅行会社で発売。繁忙期は割高になり、主に年末年始やお盆などでは指定席が+800円、グリーン車が+200円の設定になる。又、必ず前日まで予約(ネットは5日前まで)・変更は不可(取り消し扱いで、手数料が発生する場合あり)といったツアー特有の制約もある。尚、新大阪〜名古屋間のこだまは現在1時間に1便しかないためこれにも注意。
こだまの始終発時間は以下の通り。朝はのぞみが集中するため始発は8時となり、終発も京都を21時前後以降に運行する3便は指定できず、20時過ぎの運行便まで。在来線乗り継ぎの始終発よりも時間帯が狭い。

京都8:05→(こだま638号/新大阪→東京)→名古屋8:56
京都20:05→(こだま690号/新大阪→三島)→名古屋20:56

ほかにも、新幹線には各種回数券がある。指定席用の回数券は3種別全てで利用できるのに、1枚当り4930円(×6=29580円での発売)とお得。こだまのグリーン車専用の回数券というのも存在し、1枚当り5940円(×4=23760円での発売)で利用できる。回数券類は金券ショップにも流れているので、上手くいけば1枚だけのバラをこれらとほぼ同額で入手することも可能。但し、主にゴールデンウィーク・お盆・年末年始に使えない日が設定されているので注意。

在来線乗り継ぎ

安く移動するといえば在来線。京都〜名古屋間は全線を東海道本線で移動することになる。直通列車なんてのは当然なく、必ず米原か大垣で乗り継ぎが発生し、大半の時間帯ではこの両方での乗り継ぎが強いられる(米原では全列車同一ホームで乗り継ぎ可能)。所要時間もばらつきがあり、2時間と10分以内で済むこともあれば、2時間半以上かかることもある。
始終発の時間は以下の通り。データイムも基本的にほぼ同じような乗り継ぎ内容。米原〜大垣は東海道本線で最も過疎な地域で、普通列車30分ヘッド&全列車各停のため時間を食われやすい。

京都5:30→(普通/京都→米原)→米原着6:36/発6:47→(快速/米原→金山)→名古屋8:04
京都5:30→(普通/京都→米原)→米原着6:36/発6:57→(普通/米原→大垣)→大垣着7:30/発7:35→(快速/大垣→名古屋)→名古屋8:08
京都22:00→(新快速/姫路→米原)→米原着22:53/発23:04→(普通/米原→大垣)→大垣着23:36/発23:39→(普通/大垣→名古屋)→名古屋0:17
京都22:10→(新快速/播州赤穂米原)→米原着23:02/発23:04→(普通/米原→大垣)→大垣着23:36/発23:39→(普通/大垣→名古屋)→名古屋0:17

運賃は2520円。券売機では発券できないため、みどりの窓口での発券となる。片道距離が100キロを超えているため、学割も利用可能。ICOCATOICAなどのICカードは、エリア外の区間(醒ヶ井〜柏原)を含んでいるため一切利用できない。