島本駅に次いで、東海道本線で今年2つ目の新駅・桂川駅が西大路〜向日町間に本日開業。当初の計画よりもかなり遅れてのオープンだった。島本駅同様、普通と高槻以西快速が停車。
桂川の流れをイメージしたという駅舎だが、メインの西口にはすぐ前に既存の送電塔があるので見栄えはあまり良くない。開業記念切符は既に午前中までに売り切れたが、午後になっても人の波は絶えなかった。ただ開業式典などは前日に終えているためお祭りムードみたいなものはなかった。ちなみに、写真に写っている開業の看板は撮影直後にもう撤去された。普通はひと月くらいは残しておくものだが。
西口のロータリーに発着するバスは、洛西地域を走る4社全てが乗り入れ。既存路線を途中に寄らせたり、桂川駅を起終点にしたりとかたちは色々。
阪急バスは乗り入れ路線の幕の地色を黒から青に変更してアピール。阪急バス全体でも地色が黒以外なのはレア。
全系統が乗り入れることになったヤサカバスは、全車にステッカーを貼って大きくアピール。
こちらは市バス。ほとんどの系統幕で英字が入る市バスにおいて数少ない英字なしだった42系統洛西口駅行の幕は、今回の改正で初めて英字が入った。
ただ、停車本数もバスの乗り入れ本数も多いものの、まだこの周辺の開発はまだまだ始まったばかりで周辺には何もなく、先行的に駅だけが開業したという感が否めない。売店やコンビニすらないというから笑えない。実際、西口のすぐ横にはかつてここに存在したキリンビール京都工場の跡である廃墟が未だに残っている。東口の周辺も家以外は特にこれといった店もなく、現段階では完全に周辺住民と洛西ニュータウン方面からの利用に頼る状態。デパートやホテル、病院などが計画されているという駅周辺の早急な再開発が待たれるところ。