四日市・津

高速バスが開業したということで試乗ついでに攻めてみた。今まで行きづらいところだった故に、名古屋より近い割に行ったのはこれが初めて。三重県内のバスといえば三重交通、年々減りつつはいるものの未だ県内全域がエリア。今回は三交のバスだけで四日市から津まで移動してみる。

ノンステップバスは専用外装だが、初期の車両は赤いラインが引いてあるだけ。三交の持ち株会社移行以来、フロントのCIマークは順次社章に変えられつつある。

三交のバスの特徴がリア上部の分割広告枠。殆どは別々だが、たまに両方とも同じ広告主に使われている車両がある。

四日市駅には三岐鉄道バスも乗り入れ。三重県内では数少ない非三交系。


近鉄四日市からは、平田町→亀山→椋本→津駅と乗り継ぎ。どれもなんか妙に運賃が高め。バスカードも一番安くて3000円券からだし…。

平田町から乗ったのは全身ラッピングのLT。窓を開けないとかなり外が見にくい厄介な車両。この71系統、大型車と同じ幅を持つLTが通るには結構きつい道路が多々あって中々面白い。

津駅に着くなりいきなり現れたふそうのノンステップバスアオシマのプラモデルにまでなった車両だが、三交にはたった1台しかいない珍車。

ノンステップ車用の外装デザイン。津駅からセントレア行きの高速船が出る港「津なぎさまち」行き専用車で、車体に書いてある「Cattleya(カトレア)」とは高速船の船名。


津には着けたものの、どう見ても四日市よりも駅前がしょぼいです本当に(ry
それもそのはず、県庁所在地である津市は四日市市よりも人口・密度ともに低い。近鉄・JR・三セクの伊勢鉄道の3社を合わせた津駅の1日平均の利用者も近鉄四日市駅の1日平均利用者の半分ちょっとしかない。とりあえずどこを見ても津は四日市よりも過疎ってる。乗り放題券もないので、特に夜の時間のつぶし方に困った。


夜は駅よりかなり南に泊まったので、朝の津駅行きバスが通る国道が渋滞していたときは焦った。予定より20分以上も遅れたが、なんとかギリギリでこれに乗れた。

京都行き用のエアロエース。これが営業用としては初めて撮影・乗車したエアロエースとなった。今更ながら…。



で、今回往復で初めて新名神を利用。これが中々快適すぎてかなり良さげ。開通直後だから路面や各種設備が綺麗なのは当然のこと、トンネルは名神とかのより比べものにならないほど明るいし(そのくせ照明は片側にしかない)、道路の線形もかなり緩やかに作られていて走りやすい、山を走るから高い防音壁もなく高さ100メートルを超えるどでかい橋からの眺望も眺められる、そしてこれらの利点と併せて三重・名古屋・東名方面への大幅なショートカットも実現。これは名神を走行するよりも断然こっちの方がいいや。これこそ正しい道路特定財源の使い方だな。早いとこ名古屋行きなどの高速バスもこっちにシフトしてくれ。