滋賀県湖南地方

遠征といっても大阪よりもうんと近いからあまり遠出したという気にはなれないが…。
今回の使用きっぷは「南湖周遊1日フリー乗車券」。土日祝に限り大津市草津市栗東市守山市の殆どの路線バスが乗り放題。しかし発売場所にもこれについての記述がない箇所が多く、車内以外でも広告を見ないので何となくPR不足の感がある。実際乗車券のシリアルナンバーはまだ11番*1で、降車時にも一度運転士に疑われたし。
巡ったコースは大津→堅田→守山→草津南草津→瀬田→石山→大津(一部省略)と、上手い具合に一周できた。しかし運行各社は昨年に大改正を行い、多くの路線が廃止・減便した。更に土日になるとどの便もかなり減る上に運休路線も多く、あまり効率がよくない。平日も使えるのならいいのだが…。

湖西地方のバス、京阪グループの江若(こうじゃく)交通。こいつは観光バスのような装備を持つワンロマと呼ばれる種類。フロントガラスを1枚にし、テレビやカラオケ、補助席やリクライニングシートを備えているので、貸切で使うときは観光バスと同じように扱える。リクライニングシートだけは路線で使われる時も自由に使用できる。

琵琶湖大橋を渡って湖西と湖東を結ぶ「びわ湖横断エコバス」。堅田北の湖西地方は路線も少なく繋がりもないので、滋賀県内の路線を巡るなら恐らく誰もが使うであろう重要路線。

滋賀県最大のバス会社、西武グループ近江鉄道富士重工のこのタイプのノンステップバスはこれが西日本唯一。近江鉄道の運賃上限は500円のため、少し距離のある路線の終点手前あたりの運賃表は500ばかりになる。

最近は殆ど西武バスの中古だが、一方で未だに滋ナンバーのボロがいる。こいつの方が実は自分より2つも年上。車内の床材は当然木。

全国で観光バスを展開する帝産グループの路線バス、帝産湖南交通。エアサス車にはご丁寧に「このバスはエアサスペンションです」と書かれている。てか一般人にエアサスだからどうかとか分かるのか?

ノンステップ車は結構前から入っている。最近の主流は南海バスの中古だが、実はそっちの方が新製車よりも座席がごっついという罠。

こんなに小さくても立派な路線バス。当然使用路線は限定されるが。

夕陽をバックに京阪バス。上記3社と仕様を合わせてあるため、京都・大阪地区と違い磁気カードが使えない。しかしこのように京都地区には未だ存在しない新製配置のノンステップ車が存在する。

ワンステップバス。本来京阪バスは車種名やメーカー名は入れないが、これは例外的にふそうのロゴが入っている。

これは番外の京阪宇治バス。1日2便だけ石山から宇治田原町まで向かう(3便ほど区間便もあり)。こちらは磁気カードが使えるがフリー乗車券は使えない。因みにサイドに書いてあるサッカーJ2の「京都パープルサンガ」は今月に名称を変えた。もうQMAの問題にも出てきてるかもしれん。


田舎だからなのか、特に近江はいい加減な点が多い。掲げてある運転士名票と実際に運転している運転士の名札とが全然違ったり、とっくに廃止になったリムジンバスの広告が未だ開業時のものだったり、バス停の路線図が10数年前だったり。帝産バスの三条京阪河原町御池行きなんて10年以上前に廃止、JRの叡山駅が比叡山坂本駅になったのは94年のこと。あまりに懐かしくて見入ってしもうたわい。ついでにどこかの沼で捨てられてたごみも10年近く前のジュースの缶ばかりでやはりちょっと見入ってた。


あと、大津市内、特に大津駅浜大津あたりになぜQMAがないのか。県庁所在地なのに瀬田にだけ、それも2台のみ。責めてもう1店ほど増やしてくれ。

*1:発売は06年10月