地図が多いためにかなり重くなってしまったことをまずお詫びします。
このテーマでは毎回、1号線の走行距離が500m以下の場合と、500m以上の場合でも1日の便数が往復どちらかで1便の路線は、備考に表記するだけで基本的に省略。
京都府・滋賀県境の長いバス路線分断区間が終わると、再び1号線を経由する路線が現れる。が、この区間は京阪電車・JRに並走していることや渋滞が激しいために、ダイヤ改正のたびに減便されている。現在は2社合わせて30〜60分に1便だが、かつては帝産・滋賀交通と4社運行をしていた頃があった。
- 石山駅〜久保江(1.9km)
- 路線なし
瀬田川を渡る区間。特に東行きは日の出ている間はほぼ必ず渋滞しているため、最後まで経由していた路線バス(滋賀交通の大津〜水口)はかなり前に廃止された。
神領団地線は1号線の一つ南にかかる瀬田唐橋を渡って石山駅と瀬田駅を結んでおり、瀬田循環線は瀬田駅から南西方面への循環線。
- 瀬田駅〜国道南笠(1.9km)
- 近江鉄道瀬田飛島線(瀬田駅〜青山5丁目)
パナソニックと立命館を経由する通勤通学路線だが、朝夕の増便はなく終日きっちり30分間隔。
- 国道南笠〜伯母川新橋(2.7km)
- 路線なし
全くバスが通ってなくもないのだが、立命館発着のバスが頻繁に通る南田山交差点〜野路交差点(300m)を除くと、狼川交差点〜南田山交差点(800m)が近江鉄道の瀬田駅〜南草津駅の路線(平日朝のみ、南草津行き4便・瀬田駅行き1便)、野路北口〜伯母川新橋(1.2km)が近江鉄道の草津駅→南草津駅の路線(土曜午後に片道1便のみ)と大部分が免許維持路線しか経由していない。
京滋バイパスとの合流地点。免許維持路線から打って変わって、立命館関係の路線が入るためいきなり便数が多くなる。
滋賀県内の非バイパス国道では数少ない片側2車線区間が終わる、国道8号線との分岐も越えて野洲川沿いになる区間。このバスはかつて滋賀交通が京都・大津・草津〜水口を通していた路線の名残で、当時と同じくほぼ全線1号線をフル走行。路線バスでは珍しい小型貸切バスを使用。
- 国道伊勢落〜石部口(2.9km)
- 路線なし
河川敷のため沿線にはほぼ何もない。野洲川の対岸にも滋賀バスの路線があるが、橋すらないため乗ることはできない。JR草津線も伊勢落に駅がなく、隣の石部駅までも2キロ以上ある。一応上記の草津駅〜伊勢落の滋賀バス路線に2往復だけ石部駅発着の便があり、こちらは旧東海道経由。
ここからは一般路線バスがほぼ全滅したため、コミュニティバスばかりになる。市役所の庁舎同士(旧町役場同士)を結ぶが、ここのコミバスでは旧東海道をメイン路線にしているため、国道経由のこの路線は1日2往復しかない。対岸にはバイパスが建設中で、現在三雲から湖南市域までは完成している。
美松〜甲西中学校間は路線がないが、甲西中学校〜保健センターはいくつかのコミバス路線がある。但し昼間に運行するのはめぐるくんだけ。
- 保健センター〜国道三雲(2.5km)
- 路線なし
1号線こそバスはないものの、ここもすぐ南の旧東海道を通って甲西〜三雲を結ぶコミバス路線がある。
三雲駅から野洲川を渡ってバイパスと合流、旧水口町域へ。国道三雲はバスこそ通るものの、停留所に停まるのは1日2便だけ。又、昼間の便は水口町北泉周辺で少し脇道に逸れる。
かつてのJRバス亀草線の代替のため、かなり区間距離が長い。一部区間はバイパスを現道としているため現在は県道となっており、停留所にも「県道」が入る。道の駅がある田村神社の手前にある「近江土山」バス停は国鉄バス時代のバス駅。
土山の宿場町を抜け、鈴鹿峠手前の熊野神社まで。亀草線が97年に亀山市内を廃止した際も、ここで1号線から逸れていた。1時間に1便程度ある貴生川〜土山と違い、こちらは1日4〜5往復のみ。
- 熊野神社〜伊勢坂下(4.5km)
- 路線なし
東海道・西の難所である鈴鹿峠を挟む。現在でもバイパス線は登りの西行きのみであり、東行きは今でも急カーブのある下り道を通らなければならない。バス路線は前述の亀草線が廃止されて以降、現在まで長い間路線がない。尤も、沿線は民家すら多くないため、路線があっても誰も乗らない。
しかし、毎年2月17〜19日の田村神社の祭礼時だけ、亀山駅・関駅から鈴鹿峠を越えて田村神社に向かう臨時バスがある。このバスは甲賀駅からも出ているため、乗継ぎには十分利用する価値がある。