SV・その68

遂に親友(ダチ)ご一行がキタカミ上陸。すぐに久しぶりのスグリ登場。恰好はチャンピオン時代のまま。チャンピオンと知るや否や即戦ろうとするネモはキタカミでもらしさ全開といったところ。



劇中、イベントシーン以外でも基本的に3人とスグリはいなくならず、そのまま立っている。まるで写真を撮れと言わんばかりに。
最初は和やかだったが、キビキビ言って踊る呪われしゼイユが現れてからは雲行きが怪しくなる。



公民館内のテレビでは、管理人がチャンネルを隠したせいで延々村の紹介映像が流れる。これのチャンネル探し&チャンネル権争いをするところに、幼さというか子供らしさが垣間見える。正面からテレビを見る機会もこの時しかない。



チャンネル探してどこかに行ったネモを追って外に出ると、どいつもこいつもキビキビ状態。最初の村人や姉弟の祖父母は、何故かポケモンバトルで打ち負かすとおとなしくなる。



キビキビ状態になっている間は、桃沢商店の店主がいなくなり、同時に桃もいなくなっている。



キビキビの原因の毒入り餅。どこかで見たような色と形だが…。
尚、村はキビキビな有様な一方、キタカミセンターの方は何事もなく、まるで別世界かのように平常通り祭りを開催中。



そのうち、とうとうペパーとボタンまで呪われてしまう。よく見ると、他のモブと踊りのモーションが2人とも微妙に異なり、キビキビの言い方までも愛犬やブイブイが出てきたりと2人の個性がしっかり出てる。



最後は村人総出のオールスターで踊りまくる。これはホラー路線なのか、それともコミカル路線なのか?あまりに数が多いため、近くを走ると処理落ちする。



勿論ネモも呪われるが、こちらは”キビキビ勝負ー!”と言ってくる辺り、ぺパボタに比べるとまだ自我が残っている模様。一見ふざけているが、バトルに入るとレベル86を持ってくるため油断出来ない。



呪われしネモをねじ伏せると、キビキビパニックの首謀者・桃から生まれたその名も『モモワロウ』と対決。毒入り餅を投げまくって相手を支配し、毒の鎖で縛って攻撃する、桃太郎とは完全に対極に位置する極悪非道。ここで多くのプレイヤーが、毒入り餅+キビキビ=きび団子とかけている事実を知ることになる。
オーガポンと戦わせると様になる、というか専用の台詞まで用意されているが、オーガポンは毒が苦手なので、しっかり下準備しないと勝ち目はない。だからこそ毒の鎖を身に着けたともっこ達に攻められたのだが。



倒すとやっぱりいつもの伝説強制捕獲。全員の呪いが解けて無事終了。しかしキビキビ踊り、しばらくポケモン界隈で流行りそうではある。



クリア特典として、ブルーベリー学園内のスグリの部屋に入れる。特にアイテムがあるわけではないが、バトルの研究の痕跡やオーガポンのお面など、彼を象徴するアイコンが散りばめられている。枯れた観葉植物が示唆するものとは…?



更に特別講師に3人を呼べるようになり、同時に姉弟とも復学するため、タイミングによっては部室にも現れる。キビキビパニックでは殆ど出番が無かったゼイユと3人の絡みや、待望の自由な写真撮影も可能。但しやはり一度に呼べるのは2人までなので、3人以上ではキビキビパニック中限定となる。




さすがに番外編というだけにかなり薄い内容だったが、やっぱり色々謎が残った。主人公の家にて、ママを見たペパーが”母ちゃん…”と物思いにふけるシーンがあり、てらす池でのイベントもあったことから、何か博士関連の新展開でも用意されていると思ったが、何も無かった。ペパーの母ちゃん=オーリム博士はバイオレットには名前すら出ないスカーレット限定キャラであり、現在メインのバイオレットでペパーが母に言及するシーンはこれが唯一になってしまった。



家来ポケモンであるともっこ達の主君がモモワロウであったことは今回明かされたが、ではこの看板に描かれた、鬼を襲う人間のような姿は誰なのか?モモワロウの更に上に存在したトレーナーなのか、というかそもそも看板にモモワロウはいない。モモはのちにどこかから突如現れ、このトレーナーもまた支配されてしまったというパターンなのか?では何故そのような凶悪な存在が桃沢商店に祀られていたのか?



パルデアの地図の北東部分の謎の斜線も、何も触れられないまま。SV発売当初、DLCでここに行けるようになるという予想が立てられていた頃もあったが、結局は別のマップで実装された。もうさすがにSVでこれ以上のDLCは出なさそうなので、ポケモンナンバリングの恒例である、伏線や謎を残したまま展開を終えそうな気しかしない。