京都市西京区大原野外畑町。洛西ニュータウンのはるか西、山の中にぽっかり空いたスペース。西賀茂氷室町と同様、市街地から隔絶された場所が開拓された集落。
集落の大部分を占めるのは関電の変電所。田畑が広がる中に十数軒の家があり、病院も非常に遠いことから診療所もある。市街地の洛西ニュータウンへは、例によって車1台分の幅しかない道(府道柚原向日線)を通らないといけないが、西賀茂氷室町に通じる鷹峯街道よりも更に狭く、かなりタイトなカーブもあり、それが7kmも続く。区役所に行くのも一苦労。
一方、すぐ西は県境で、越えると高槻市。高槻側の府道は市街地まで終始片側1車線、そこまで激しいカーブもないため、京都市の市街地へ行くよりもはるかに行きやすい。洛西ニュータウンの倍以上の距離はあるものの、買い物も高槻の方が明らかに楽。地味にバス停もすぐ近くにあり、集落から歩いて十数分。但しこのバス停・中畑回転場から出るバスは、高槻駅直通ではあるものの一日3往復のみ、しかも平日と土曜は午後2時発で終了、高槻駅発も午後1時で終了。車が命綱であることには変わらない。
