撮影写真より


稲沢市コミュニティバス千代田平和線用のハイエース。グレードは4型ワゴンGL。稲沢市のコミバスは、名鉄バスがそのまま運行する中央線、コミューターで運行する祖父江方面以外はこのワゴンGLを使用。ハイエースを使う路線はタクシー会社の名鉄西部交通の担当で、公式サイトにこのバスの求人がある。それによると運転手は時給1000円のバイト。
コミュニティバス用途のハイエースは、定員が稼げるコミューター・スペースに余裕があるグランドキャビンが多く、たまに安いワゴンDXが使われ、その間にあるワゴンGLは、主に個人ユース用でコミュニティバスではあまり使われない。装備は大体グランドキャビンと似ているが、サイズがDXと同じロング×ミドルルーフが特徴。シート配列が独特で、他のグレードが運転席側2人・ドア側1人なのに対し、GLはドア側の1人シートが無く、代わりにカップホルダーとテーブルが付いた入れ物「リヤクォーターコンソール」が置かれる。このため車内の広さが他のグレードよりも余裕があり、運転席側シートにはGL限定でアームレストが付く。但しその分4列目が4人掛けになり、しかもバックドアすぐ前の設置で、殆どリクライニングせず垂直のシート角度になるので、ワイド幅とはいえかなり窮屈になる。