撮影写真より


札幌市交通資料館に展示されている初代ローザの運転席。マイクロバスの保存例は少なく、初代ローザだと恐らくここだけ、あとは廃車体として野ざらしになっているくらい。
今のマイクロバスのエンジンは最前列の若干膨れたスペースに収まっているが、この頃のマイクロバスのエンジンはこんなに車内にはみ出ていた。ドア横にある台座が恐らく運賃箱のスペースで、となると助手席部分がめちゃくちゃ乗りにくい。エンジンの出っ張りをわざわざ跨がないと入れない。メーターが必要最低限、インパネはオール鉄板などいかにも60年代の車だが、車両サイズは今のマイクロバスとあまり変わらない。

助手席前にある銘板。まだ三菱自動車は成立前で、前身の三菱重工業株式会社名古屋自動車製作所と書かれている。


尚、札幌市交通資料館は、真上にある地下鉄高架の耐震工事のため、5年もの長期休館中。再開はまだ2年以上先。