DQ11S・その6

ロウ編。前半は過去のユグノア城にタイムスリップ、娘の結婚・出産・孫の成長を一通り見ていく。本編でも同じくタイムスリップする場面はあったが、襲撃直前のシーンであり、平和な頃のユグノアは殆ど見ることができなかった。出産のシーンで、主人公の名前を決めるやり取りのセリフは、5の冒頭のパパスとマーサのやり取りと全く同じ。なのでアーウィンはまずトンヌラを提案するが、復活の呪文で勝手に付いた+平仮名とはいえ、主人公の名前はたまたま"とんぬら"だった。だからといってサトチーとはならず、トンヌラを拒否してとんぬらに決めるという、変な下りになってしまった。最後の誕生日会のシーンでは、途中の執務シーンでの選択肢により一部参加者や会話の内容が変わる、一種のマルチエンディングを採用。尚、城内は終始あまり探索は出来ず、本格的に動けるのは本編でタイムスリップするまでお預け。
後半は、バニーに化けて過去ユグノアの幻覚を見せて意欲を試していたニマ大師と対決。ロウ編の戦闘はこの1回のみだが、剣士モードと魔術師モードを織り交ぜて、打撃・呪文ともに攻めてくる難敵。誘惑やマヌーサで頻繁に動きも止めてくる。HPが減ってくるとれんごく天馬を呼び出し、自身は必殺技を繰り出す代わりに4ターンに1回しか行動しなくなるが、結局毎ターン天馬が攻撃してくるので激しさは変わらず。城内にあった賢者の聖水はこの辺りが使い時。



…が、セーニャ編はないまま追加エピソードはここで終了。ここで本編と合流し、魚になった主人公が釣りあげられ、異変後のストーリーが正式に始まるが、追加エピソード中の入手アイテムは引き継がれず、手持ちの残額もそのまま。セーニャ編を出してしまえば、ベロニカが死亡しているというネタバレになってしまうか。大多数のプレーヤーはこの先の話を知っているオリジナル版の経験者だろうが、全員がそうではないのでネタバレ配慮も当然必要。姉妹はここまで2人で1つが原則なので、死を伏せた状態にも関わらず片方だけが出てくるエピソードは確かに不可解。
不可解といえば、改めてやり直してみると、最後の砦でグレイグ将軍と再会するまで、他の人々は誰一人将軍の名前を出さず、あの方たら英雄とかばかり呼ぶ。これもやはり理由はストレートに言うと本人を出すまで正体を隠すネタバレ目的なんだろうが、再会以降は普通に名前を出してくるのでやたら違和感がある。