DQ11・その12

マルティナ復帰と同時に「マーメイドハープ」も奪還。海上の円柱から潜水が出来るが、海底王国は襲撃されたため潜水不可。地図にポイントが付いている最北の円柱に近づくと、ネルセン直前で襲撃してきたジャコラの再襲撃に遭う。大して回復していなかったのでまさに不意打ち。これまで敵が殆ど使ってこなかった呪文・メイルストロムの数少ない使い手だが、こちらも新たに対策として盛り込んだ「バイキルト+超はやぶさ斬り」で割と簡単に終了。この組み合わせが成功すると1人で700〜800もダメージが与えられる。ルカニや強力な剣と組み合わせると更に上がる。



倒して円柱から潜水すると、金山で塞がれたクレイモラン。ここの一連のイベントで、これまで劇中では全く語られなかったカミュの過去が明らかになる。キーワードは「贖罪」。正直聞いててもあまりこれの意味が分からなかった。途中で記憶喪失も克服し口調もスキルも復活。やっぱりですます調のカミュはらしくない。
何でも金塊に変えまくる六軍王が潜む、その名も黄金城に乗り込む。ラスダン以外のダンジョンとしては珍しく2Dモードでのフィールドアイコンは普通の城。出現モンスターはとにかく金に関係する敵ばかりで、どの敵もやたらと痛恨を連発し、よく逃げる。特にゴールドマンと黄金兵長はかなりタフなので時間がかかる。ゴールドマンといえば過去作だと金持ちだったが、今回は650ゴールドと多いのは多いが思ったより突出しておらず、他の敵に至っては普通の所持金。
内部には何故かスロットマシンが大量にあり、調べるとカジノのコインが手に入る(合計1000枚)。こちらはモンスターカジノとは異なり、ちゃんと普通のカジノで使える本物のコイン。スロットのうち半分は「スロットマジーン」が潜むトラップ。これもタフで、仲間全体にいやしの雨の効果がかかることもあれば、仲間全体にマホトラで一気にMPを持って行かれることも。
一番奥に潜む、カミュの妹扮する六軍王は、いかにも玉座があるフロアにおり、扉の前に立つことでそのまま戦闘になるので事前に十分準備出来る。名前はキラゴルドと他の六軍王に比べえらくヘンテコ。誰か1人に黄金のアストロンという逆転の発想的な行動を取り、命中すると数ターン動けなくなる。自分から使うアストロンは全員に効くので便利だが、中途半端に1人だけやられるアストロンはかなり脅威。雑魚敵の貧乏さに相反するように、所持金は3万ゴールドと史上最大級の大金持ち。
倒すと兄と妹が激しくやりとりする末、妹は倒れてしまう。死んではいないということでクレイモランの教会に預けられることに。これと同時にクレイモラン地方にあった金山が消滅する。カミュの封印されていたスキルもここでようやく解禁。



クレイモランの次は、いよいよ目指していた聖地ラムダ。途中のドラゴンが凍っていた湖にはでっかい穴があるので、どこかで襲ってくるのか…と思っていたら、その直後に襲ってきた。やはり回復していなかったのでまたも不意打ち。こんな行動は攻略サイトを見ていればまずしないし、逆に見ているとこんなスリルも味わえない。
急襲してきた魔竜ネドラは、全体攻撃が130近くというかなりのダメージを受けるので、ほぼ2〜3ターンに1回のベホマラーが欠かせない。それだけでもきついのに、焼けつく息や雄叫びが面白いくらいに効くのでろくに行動出来ない。キアリクが使えるのがシルビアのみ、だが焼けつく息の使い手自体が多くないので普段ほぼ麻痺なんてしない+昔と違い戦闘が終われば自動回復するのでろくに対策していなかった。なのでいざされると非常に脆い。特薬草と並行してたまたま「月のめぐみ」「超ばんのう薬」を持っていたのが幸いした。麻痺は100%防ぐ装備があるので、そういった対策をするのがセオリーだった。一応見た目通りのドラゴン系なので、ドラゴン斬りがかなり効く。クレイモランで売っているドラゴンキラーを買うべきだった。
倒してもなおとどめを刺そうとしてくるが、その時セーニャ登場。逆にネドラにとどめを刺し、セーニャもパーティ復帰。回復役が増えるのは大きい。



これで残すはいよいよあと1人。セーニャの言葉通りに聖地ラムダに久々に帰ってみたら、ここもかなり荒れ果てていた。が、BGMはそのまま聖地ゴルドなのでかなり違和感がする。
セーニャの予感通り静寂の森に行くと…大樹崩壊時に命と引き替えに崩壊から仲間を救ったベロニカの遺体が発見された。すぐに告別式が執行され、早すぎる死を悼むのであった。習わし通りセーニャは自身の髪を故人に捧げ、ショートヘアにイメチェンしたと同時に、ベロニカが使えていた攻撃呪文を継承。実質的に賢者に近い振る舞い方が出来る様になったが、これは同時にもう故人が復活しないことも暗示していた。するにしても、オルテガのようにかなり手間がかかるものになるか。
彼女の遺品である「天空のフルート」を入手し、いよいよ空が飛べるようになる。演奏時間が一々若干長いのが玉に瑕。まだ最後の鍵も手に入れていないのだが…。



メンバー全員復帰を待ち望んで話を進めていたが、死亡というまさかの展開。何の情報も見聞きしていないので、ゲームをしながらこういった驚きを直接感じることも久しぶり。人によっては種泥棒の悲劇再びといったところだが、今作の種は従来より大幅に入手しづらくなり、もったいぶって余計に使わなかったため免れた。そもそも序盤の段階で女に目がくらんで消えたキーファとは訳が違い、こちらは序盤・中盤とも十二分に役割を果たしてくれた。メダ女辺りで打撃主体のパーティに転換した頃から二軍でくすぶることが多かったが、ある意味正解だったかもしれない。
少なくともこれで当面は7人パーティになることが確定したので、ここでクエスト消化に回る。放置していた挙げ句早くも既に使い物にならない景品が出始めたので、優先的に取り組む。