DQ11S・その2

体験版ではサマディー直前までプレー出来るようだが、体験版は復活の呪文が入力出来ないのでパス。今回はPS4版で使った「とんぬら」の呪文を使用。最初からはやぶさの剣を持っているのがかなり大きい。ゾンビキラーと破邪の剣も有用。クリア済みデータの復活の呪文を使うとレベル35で始められるが、あまりに仲間のレベルと乖離していて逆に運用しにくいのでパス。
ゲームのバージョンも、豪華版と通常版があるうちの通常版で留めた。豪華版得特典のラジオドラマは別に興味ないし、英語音声はもっと要らないし、限定装備品はこれまでの類似品があまり強くなかったのでスルーと決め込んでいた。それでプラス2000円、通常版ですらSwitchソフトとしてはかなり高額の8000円超えなので、さすがにソフト単品、しかもオリジナルをクリア済みなのに1万円は出せない。本体同梱版も豪華版が付いてくる故に46000円と高額で、結局諦めた。



実際にサマディー辺りまでやってみたが、おおむねオリジナル+αといったところ。プラスボタンメニューに3DS版8以来のフォトモードが復活し、色んな構図・ポーズで画像キャプチャが出来る他、最大の特徴は鍛冶のショートカット項目が出来たこと。これまではキャンプ以外だと最終盤の"神の民の里"でしか出来なかったが、これでいつでもどこでも鍛冶が可能に。しかもレシピ入手直後だと、最近覚えたレシピの項目からすぐ作れるように。もうこれでキャンプで鍛冶を殆どしなくなってしまった。



移動中は、従来はイベント以外では主人公1人で、戦闘中に死んでもHP1で復活するので必ず1人の状態だったが、Sでは常に仲間がついてくる。話しかけることも可能。1人だけだったのがおかしかったわけだが、話しかけられる仕様がフィールド攻撃の際に厄介。ボウガンほどではないが…。
装備面では、おしゃれ装備を入手すると自動的に装備コマンドの見た目にスタイルが追加され、装備しなくても外見だけを変更することが可能、更に今回は2Dモードでも反映される。PS4版ではやたらとおしゃれ装備にこだわり、ユグノアの鎧兜の見た目を維持するために、上位品のアーウィンの鎧兜を入手するまでのかなり長期間、ずっとそのままという一種の縛りプレイをやっていたが、そんな苦労はもうしなくて済む。ウルノーガに無耐性の装備で挑むのはかなり無謀だった。



3DS版限定だったヨッチ族の村&冒険の書の世界も実装。3DS版は旅の扉を出た直後での勧誘だったが、Sではサマディー関所直前での勧誘で若干遅くなった。冒険の書の解禁は、従来の時渡りの迷宮攻略から、世界各地にいるヨッチ族と話して合言葉を貰うスタンスに変更。これにより、時渡りの迷宮+ヨッチ族集めは全面廃止。11の中でも特に面倒な要素でしかなかったので、廃止は素直に賛成。迷宮で先に行き過ぎて、9の宝の地図よろしく高レベル対象の冒険の書を解禁してしまって返り討ち…といったリスクも無くなった。
但し、冒険の書の世界自体も、3DS版はオリジナルに準拠しFC仕様やSFC仕様など色々作り分けていたが、Sではオリジナルと同じなのはBGMのみで、全作とも2Dモードと同じSFC版6をベースとしたオリジナルのグラフィックに統一。1の世界のカニ歩きも無くなってしまった。村自体も強制的に2Dモードになり、切り替えの関係なのか入る際に一々強制セーブがかかる。一方で、クエストを受注/クリアした時のBGMがここ限定でFC音源になった。
冒険の書含め2Dモードの戦闘は、文字がきれいになった以外は殆ど3DS版と変わらないが、3Dモードだと仲間が喋る喋る。呪文や誰かを回復させた際は専用のコメントを言うこだわり具合。敵もボスになるとやはり行動毎に喋る。少し前までこんなのはあり得なかった。