DQ11・その5

この週末だけで合計200万本も売れたDQ113DSの方が比率としては圧倒的と思いきや、PS4版は4割も売れたという大健闘。テレビゲームが売れない時代でも、一流ブランドにはそんなこと関係無かった。



エストをこなす。先ずはサボテンボールを倒しまくると現れる黄金のサボテンボールを倒すというもの。依頼人が言う通り、ここは敵が選べる3Dモードの方が圧倒的に有利。
適当に倒し続けていると…そのうちサボテンボールに混じって右端に「サボテンゴールド」が出現。1体でも倒せばいいが、毎回連続攻撃してくるから普通に強い。油断していると一気にダメージが嵩むが、たまにしか使ってこないが死の踊りが何よりも恐怖。効く確率も低いが、この段階で即死攻撃を使ってくるのは驚異的。無論まだ蘇生呪文は使えない、厳密にはもう少し先でセーニャがザオラルを覚えるが、死なれると現段階では教会でしか復活出来ない故に一気に体制が崩れてしまう。
倒したとしてもそこまで報酬もおいしいものではない。確かに金の鉱石をよく落とすのはいいが、名前はゴールドなのに所持ゴールドは普通、経験値もサボテンボールを倒し続けた方が遙かに楽。しかもクエストクリア後も、定期的にサボテンボールの横に出てくるので邪魔で仕方ない。3Dモードならサボテンボールを避けることで回避出来るが、選べない2Dモードは必然的に難易度が上がったことになる。こういった転生モンスターは今後も用意されており、中々厄介な存在になりそう。3DS版8の追加モンスターは単独且つ出現場所も1箇所しか無いので避けられたのだが。



経験値目当てなら、同じく砂漠エリアから出現し始めるメタルスライムの方がいい。今回は従来の経験値1350から一気に増えて2000超え。但し11のメタル系スライムはシンボルとしては出現せず、他の敵の御供か2Dモードのランダムエンカウントでしか出ない仕様になっている。確かに以前のシンボルエンカウントだと倒しすぎてレベルが上がりすぎてしまったので、それを防止するためと思われる。
又、この砂漠辺りから最初から複数の敵がゾーンに入っていることが時々ある。単独ならあまり問題無いが、同じ種類同士だと強力な連携攻撃が飛んでくるので、こういう時は防御でやり過ごす。



次のクエストは、連携攻撃「ビーストモード」で夜のバクラバ石群に出現する「ワイバーンドッグ」を倒すこと。受注出来るのはサマディー城下町に来た直後からだが、バクラバ石群に行けるのは競馬イベントを終えNPCのシルビアが加入してから。3Dモードだと昼でも寝ているシンボルがいるので戦えるが、これはクエストの対象外なので倒しても無効。
「ビーストモード」は主人公・カミュ・セーニャがゾーンでなければ使えないので、そもそも打てるタイミング自体が無い。上手い具合に3人がゾーンに入ったところで、3Dモードに切り替えて無駄な戦闘に入らないよう敵を避けまくって石群に向かった。効果はカミュが連続攻撃出来るというものなのでこれ自体はダメージを与える攻撃ではないが、3Dモードでは派手なアクションが見られる。ワイバーンドッグは必ず単体で出現するが強さはサボテンゴールドよりも遙かに上。こっちも連続攻撃する上に火球で60ダメージ以上も受けるので、特に姉妹は即死の危険もある。こちらも強すぎて稼げるとはあまりいえない。



寄り道はほどほどに、話を進める。NPCのシルビアを加えた5人体制で、砂漠の殺し屋・デスコピオン討伐に向かう。ダンジョンは無く、砂漠の一番奥にいる王子一行に近づくと自動的に現れる。攻撃力の高さに加え、砂煙や混乱といった補助技も抜かりが無い。混乱した時はFC時代以来のパーティアタックが使え、こちらから眠らせたり軽く攻撃して解消させることが可能になったが、デスコピオン戦限定でシルビアがすぐさま「ツッコミ」で回復してくれる。今作で初めてボス戦のBGMが流れる相手ではあるが、討伐モンスターリストは従来の後ろのページではなく、砂漠の出現モンスターと同じ位置に掲載される。
倒しはしたが、やっぱり王子の手柄扱い。後味が悪いまま凱旋するも、持ち帰ったデスコピオンが突如復活。同時に追い詰められた王子はようやく全てを白状する。一応それでも戦ってみるが勝ち目は無く、最後は助太刀のシルビアがきっちり討ち取る。サマディー王国のイベントは最初から最後までこのオネエが主役だった。そもそものお目当てだった大樹の枝も乗馬レースの資金に充てるために既に売却済で、最後は王子二度目の土下座。とりあえず次は西に行けばいいという。
城を出る直前、またまたシルビアが登場し、今度は正式に仲間になる。旅芸人だけに攻撃・補助・回復・重装備何でもあり。打撃主体でいくならば姉妹のどちらかを外せば即戦力になる。全体攻撃が無いのと、姉妹並の素早さの低さが若干気になるところ。
これ以降は並び替えで自由にメンバーを入れ替えられる。戦闘中も総替えが可能で、表の4人が全滅したらすぐに入れ替わる。馬車こそいないが、中身は馬車システムそのもの。



次のダーハルーネの町周辺は湿地帯。あおバチ騎兵という敵を倒すと蜂に乗れる。2Dモードは従来の魔法のじゅうたんと同様、湿地エリアだけだが低空飛行が出来、川にある錬金アイテムスポットを調べられる。3Dモードだと、風が吹いているポイントから一気に上空へ飛び、高所から湿地フロアを眺めながら飛ぶことが可能。
町の中では、兄弟が競って「ネコのきぐるみ」を売っている。6のシエーナ/マルシェのバザーにいた兄弟のパロディで、当時は民芸品の売値を競ってどんどん高値をつけていたが、今回は逆にどんどん安くなっていく。最初は12000Gだったのが最終的に兄が1000Gまで値切る。正確な売値は1500Gだそうで、高いと大損だが値切りきると普通にお得。着ぐるみはベロニカ専用装備で、3にあった「ぬいぐるみ」のように単なるギャグアイテムと思いきや、守備力25に加え素早さも8アップ・魅力も20アップし、氷と闇に耐性があるかなり強力な服。防具屋で売っている「ネコのかぶりもの」と合わせることで実際にベロニカが猫の恰好になる。かぶりものの方もこの時点ではベロニカ最強クラスの帽子なので、しばらく猫になってもらう。