阪急田園バス


まあまあマイナーなバス会社。その名の通り阪急バスの傘下で、不採算営業所の委託運行用の子会社として使われているが、本来は宝塚市の北部、社名通りの田園地帯である西谷地区を担当。90年代までは西谷バスを名乗っていた。実は設立自体は阪急バスよりも古かったりする。
時刻表や路線図は阪急バスのサイトで見られ、ICカードhanicaも利用可能。路線図上では主力の武田尾駅発着分はかなり多く見えるが、どれも一日1〜数便しか運行しないので、実際は全て合わせても1時間に1便あるかないか。そもそも車両自体7台ほどしか保有していない。宝塚線は阪急バスと、三田線では神姫バスと連絡しているが、どちらも便数はかなり少ない。
車両は意外にも自社発注ばかりで、現在は全てUDのRM。車番には、阪急バスではかなり昔に削除された年式表示がまだ残っているほか、機器も旧式のままで、運賃表示はデジタル式のまま、車内放送は阪急バス本体では既に消滅した音声合成アナウンスがまだ残っている。車内はいわゆる近郊型のシート配列。立地的にも乗りにくいが、一昔前の阪急バスの雰囲気が楽しめる。