南海高野線の山間区間が台風で運休していた際、代行バスとして使用されていた御坊南海バスと熊野交通の貸切車。同じ和歌山県内とはいえ、御坊・熊野から高野山は相当離れているのに遠路はるばるやって来た。
どちらも同じ南海グループなので、カラーリングも同じ。この色も元々はグループの貸切部門だった南海観光バスで使われていたもの。南海観光バスは紆余曲折を経て現在は南海とは無関係の大阪バスとなり、その南海観光バスがあったために、南海電鉄直系のバス事業(南海電鉄バス)や後身の南海バスでは貸切バスは殆ど営業しておらず、その僅かな使用車両も路線車と同じだったりリムジンバスからの転用のため、南海グループカラーでありながら南海バスには存在しないという、ちょっと特殊なカラー。