撮影写真より



大津・瀬田の琵琶湖・瀬田川東岸にあった「パワーセンター大津」。いわゆる複合商業施設。20年前のオープン当初は和光電機が核テナントだったようだが倒産。のちに上新が入るが、狂いだしたのは目と鼻の先に、全てに於いて上回るイオンモール草津がオープンしてから。上新は同時にイオンに移転、その前後辺りからテナントが続々閉店、家具屋・古本屋・時間制の遊び場・ラジコン屋・ゲーセン・100均・パン屋・と色々あった店舗は全ていなくなり、スーパーやフードコートまで撤退する始末。のちにどちらも新たに入居するものの、数年しか持たずまたいなくなった。昨年には和光電機と共に開店当初からの主力だったトイザらスでさえ、パワーセンターに見切りを付け上新の後を追いイオンへ。
そして今年4月、最後まで残っていた僅かなテナントも移転し、とうとう全てのテナントがいなくなった。同時に建物・公式ページ共に閉鎖、遂に事実上のモールそのものの閉店に追い込まれた。県内では同じく過疎ぶりが有名となり、のちに復活したピエリ守山と違い、こちらは滋賀県外では殆ど話題になることもなく消えた。写真の白い部分は全て看板。
尚、パワーセンターから道を挟んで反対側には、元々全面駐車場だった所に別館「レイクサイドガーデン」が造成されている。パワーセンターと違い平屋で一部独立した建屋がある。こちらは存続しており、一部パワーセンターから移ったテナントもあるが、やはり一部テナント区画は撤退後もぬけの殻となっており、あまり安泰とはいえない。