三重交通月ヶ瀬観梅臨時バス


月ヶ瀬口駅〜月ヶ瀬梅林間の臨時バス。毎年3月中のみの期間限定運行でありながら、シャトルバスではなく正規の路線バスという扱いで、系統番号55-1は10年前に廃止された南山城線55系統(月ヶ瀬口駅〜松笠)の支線という意味。「三重」交通の路線でありながら、名古屋市内のかの里行き・サンビーチ行きと同じく三重県内は一切通らず、京都・奈良の県境を越えるという変わった路線。



路線バスだけに途中停留所もあり、宮の前・月ヶ瀬カントリークラブ・月ヶ瀬ロマントピア・尾山口に停車。このうち月ヶ瀬口駅〜宮の前間には南山城線を代替した南山城村営バス路線の停留所があり、車内の運賃表示機にもデータが入っているが、車内アナウンスにはデータが無く運賃の表示はさっさと飛ばされ、バスも通過。村営バスは平日朝夕しか運行しないので、村を日中走るバス+土日に走るバスは毎年3月の当路線のみ。
宮の前から先はこの路線しか停まらないものの、標柱だけは通年で置かれている模様。バス停看板には全て「臨時」とだけ書かれているが、先頃三重交通は全停留所の看板を僅か1〜2ヶ月で交換することを発表しており、これらの臨時バス停も対象に入るのかが気になるところ。
終点の尾山口には特に何も無く、休憩所代わりのテントが張ってあるだけ。乗客はほぼ全員梅林に向かうため、側面表示にも「(月ヶ瀬梅渓)」と書かれている。上野産業会館行きと奈良交通奈良市内方面行きが発着している尾山方面へは歩いてもそうかからない位置なので、時間さえ合えば乗り継ぎ可能。