XY・その17

加速バシャーモなどいくつか旅で使っていた個体を新たに作り直していたが、どうせ活用するのはせいぜいバトルハウスのノーマル程度しかないので、それではどうも面白くない。そこで考えたのが、BW2時代にちょっとお試し感覚でやってみた「ゆびをふる」パーティーの復活。当時は無厳選だったが、ROM紛失で消滅したこともあり、環境が整っているXYでは新たに性格・持ち物等も考えて作ることにした。



第6世代では新たなゆびをふる使いが結局登場しなかったため、ゆびをふるを自力で覚えるのは特殊な存在のミュウとドーブル・過去作の教え技を除くと、相変わらずピッピ系統・トゲピー系統・ゴンベ、あとはピッピとトゲチックからタマゴ遺伝出来るラッキー系統とブルー系統だけ。いずれのタイプも第5世代まではノーマルに偏っていたが、XY以降はゴンベ(カビゴン)を除き全てノーマルの部分がフェアリーに変更され、これにより数多く存在するノーマルの攻撃技が発動してもタイプ一致でダメージを与えることが出来なくなり、一方のフェアリーの攻撃技も第7世代以降は増えるかもしれないが、現段階では6種類(物理攻撃に至っては「じゃれつく」1種類のみ)しかなく総じて弱体化してしまった。
更にゆびをふる使いは捕獲も厳選も困難な種類が揃っている。普通に野生で出現するのはブルーだけ、カビゴンはイベントで1体出現するのみ、それ以外はフレンドサファリなので事実上出現しない。いずれもミラクル交換を数百回繰り返した末に偶然入手することが出来たが、厳選も一筋縄ではいかない。いずれの種類も他の多くのポケモンと違い男女比が半々ではなくどちらかに偏っており、中でもトゲピーはメスが1割強のみ、ラッキーに至ってはメスが10割=オスが存在しないため、タマゴを作るには必然的に最初から最後までゆびをふる持ちのピッピがトゲチックを使うしかない。
ピッピのタマゴはピィ、トゲチックのタマゴはトゲピーの状態で生まれてくるが、この2種類はタマゴ未発見種(いわゆるベイビィポケモン)のため、進化していないと預けてもタマゴは出来ず、その上未発見種だけに進化は例によってなつき進化であるため時間がかかる。
ゴンベはゆびをふるをレベル1から使えるが、反面進化したカビゴンは一切覚えることが出来ず、カビゴンの状態で捕まえた個体は技思い出しでも覚えることが出来ず、ゆびをふりたいならそれこそゴンベの状態から育てるしかないが、ゴンベを生ませるにはカビゴンに「のんきのおこう」を持たせる必要がある。これにより「かわらずのいし」と「パワー○○」「あかいいと」を両立させることが出来ないため、性格と個体値はどちらかしか遺伝させることが出来ない。



少し始めてみたが、やはり特に男女差がネックとなり思うように厳選が進まない。他の種類が早ければ1日で完了するのに対し、こちらは2〜3日でも無理。全て揃うには1ヶ月くらいは覚悟しなければならないのかもしれない。