撮影写真より


岐阜の濃飛バスにいるボンネットバス。レプリカとかではなくれっきとした本物(いすゞBXD30)。
元々は滋賀の江若バスの中古。道路事情等で全国でもトップクラスに遅い80年代前半までボンネットバスが残っていた同社。引退時点で既に珍しい存在だったため、最後まで在籍した車両については廃車後他所に移籍することになり、1台は地元のホテルを経て同じ滋賀県内の近江鉄道に移籍、「彦根ご城下ボンネットバス」として現在も観光路線で使用。もう1台がこの濃飛バスで、この時にボンネット部分がBXDのオリジナルだった丸4灯仕様から旧モデルであるBXに使われた丸2灯仕様に交換、ドアも中扉だったのを前扉に移した。飛騨でありながら岐ナンバーになっているのも特徴(飛騨ナンバーは91年創設)。
この車は乗合にも貸切にも使われず、イベント用として時折使われるだけなので、普段は乗ることはおろか見かけることもあまりなく、車庫で寝てばかり。乗合に使わないので方向幕部分も「濃飛バス」の固定表示。この時は車庫でもたまたま手前にいたから見られたわけ。