撮影写真より


高槻市営バス梶原東バス停。梶原線(高槻駅〜梶原東)の終点。国道171号線の旧道である西国街道をひたすら通る路線だが、とにかくこの西国街道が狭い。狭すぎる故にこの小型車が専用で運行されているが、この車でも相当きつい。
試しに乗車してみた。JR高槻・阪急高槻を発ちJRの高架を越えたと思ったら、いきなりUターンしJRと並走している西国街道に早くも入る。ここからは延々狭い道のりで、最初は一部2車線分、大半でも1.5車線分は幅があるものの、進むたびに狭くなっていく。後半はほぼ1車線分くらいの幅しかなく、例え自転車や歩行者がやって来た場合でも離合のため止まる。旧街道だけに人家が多く、また交通量も道幅に似合わないくらい多いので、離合そのものはかなり頻繁。微妙にくねくね曲がっているので見通しも悪く、いつ対向車が出てくるのか全く予想が付かないのが怖い。
終点・梶原東は街道としてはかなり中途半端な地点。ここから15分ほど歩けば阪急上牧駅なのでそこまで延ばしてもいいと思うが、ここで止められている理由は、この先は山が迫ってくるので人家が減る、JRのガード(高さ自体は3mなので小型車でギリギリだが、明治時代に作られたものでトンネルのようなアーチ状になっており、バスがくぐれるかは微妙)、その手前では更に道が狭くなる、街道自体が島本町との境になっている、と色々悪い条件が揃っているからだろうか。尤も、かなり昔は更に先の山崎方面まで延びていたらしいが。