阿含の星まつり

信者でもなんでもないのに、何故か今年も行ってしまった、京都の密教新興宗教阿含宗最大の祭典。東山と山科の中間に位置する山の中腹に総本山兼会場があり、非信者はこのときにしか内部に入れない。

年1回しか使わないのに会場は常設。阿含経と太鼓の生演奏の流れる中、修験者が護摩木を放り投げていく。これを朝の7時半から夕方の4時前までずっとやっているというからたまげる。
会場周辺では、各種お守り・サプリメントなどを発売や教団の過去の遍歴などを紹介し非信者にもアピール。その傍らで、高い金を払えば七福神の踊りみたいなので御利益を授かれる、みたいなことも。こういうのは実にカルト臭い。
午後4時前に終了。例によってここからセンターに鎮座していた教祖である管長と全国から集まった信者との謁見。多分信者たちにとって生で管長に謁見できるのはこのときくらいしかないのだろう。既にこのとき雨が激しくなってきたために離れたところの屋内のテレビで見ていたのだが、最後の管長挨拶のとき、テレビから聞こえた何かの号令で周りの信者たちがテレビに向かって礼拝していたのに引いた。賽銭投げ入れて祈ることしかり、仏教とかキリスト教ではなんとも思わないことでも、新興宗教となるとやはり抵抗がある。そもそも新興宗教に入信するというその神経が分からない。




番外として、こちらは会場へのメイン交通機関となる、八条口からのシャトルバス(1回300円)。全便ヤサカ観光バスが担当し、定員になり次第発車。数年前までは京阪バスと市バスの担当で、貸切扱いとはいえ市バスにとっては醍醐営業所廃止以降に山科区に乗り入れる数少ない便だった。