京滋の期間限定路線

京都エリア+滋賀エリアで、限られた期間・日にしか運行しない路線をリストアップ。まだ他にもあるかも…。

平日+冬期運休
京都バス10系統
出町柳〜朽木学校前

40kmもある運行距離のうちほぼ全線で国道367号線を走行する長距離路線。越県路線でもあり、朽木学校前は大原の遙か北、滋賀県高島市・旧朽木村。途中にある比良山の登山にも使われる他、テレビでよく取り上げられたその名も「途中」というバス停が有名。
運行は3月中旬〜12月中旬の土日祝+お盆で、平日と冬場は全面運休。尚、滋賀県側は終始江若バスが並走しているため、純粋に当路線しかない区間は県境の途中トンネルの前後くらい。


第2日曜運行

奈良交通76系統
大河原〜向島駅

かつての京都〜奈良という長距離路線のなれの果て。奈良交通が今でも京都市内にも路線があるということをアピールするために、京都営業所がある大河原からすぐ近くの向島駅へ往復するだけという路線。昔は日曜1往復だったのが月に1往復だけになり、日数・区間ともに必要最低限といった感じ。他の京都営業所の路線は、いずれも車庫〜新田辺・学研都市と延々回送して運行している。
尚、京都〜奈良も最終的には近鉄バスが月に1便運行するだけだった。


毎月13日運行
京都京阪バス
維中前〜猿丸神社

区間宇治田原町。昔は越県して石山へ運行していたものが、県境手前の猿丸神社までになった上に、神社の縁日がある毎月13日のみ運行と大幅に縮小。当日も往復ともに午前中までで終了してしまうが、お祭りがある1月・4月・9月限定で午後も運行。


毎月17日運行
京阪バス
石山駅岩間寺

毎月17日に法要がある、石山の奥地・岩間寺行きのシャトルバス。シャトルバス形式のため途中の停留所には停車しない。月によって便数が少しずつ変わるが、いずれも原則午後2〜3時までの運行。詳細は毎月京阪バスの公式サイトに上がる。


11月運行
京都バス90系統
阪急嵐山〜西山高雄

嵐山から有料道路「嵐山高雄パークウェイ」を経由して高雄に向かう。西山高雄は市バス・JRバスの高雄(山城高雄)からは階段を通ってすぐ。途中には展望ポイントもあり、11月限定運行ということで紅葉ともコラボした絶景を楽しめる。しかし年々運行日が減っており、近年は第3週までの土日にしか運行しない。シーズンだけに嵐山で渋滞にも引っかかりやすい。


春分の日運行
京都バス95系統
大原〜鞍馬

数年前、不採算だが路線免許維持の目的でいきなり年に片道1便という大減便を実行。しかしそれで逆にマニアの注目を集めるようになり、運行日になるとバスに入りきらないほどのマニアが集まるため、毎年2号車も出るほどの人気ぶり。テレビや新聞の取材も来た。今となっては京都バス春の風物詩。
今年になって鞍馬側を貴船口まで短くした以外は全く同じ経路の55系統が登場したが、95系統は別に廃止にはならず引き続き春分の日に運行。

京都バス出入庫系統
高野車庫→寂光院道→大原

上記95系統で使う車両の出庫用の路線。なのでこちらも春分の日のみの運行だが、当然95系統とのハシゴ乗車も可能。ドル箱の17系統とほぼ同じ経路だが、大原の直前で寄り道し裏手の道を通る。特に最後の大原小中学校付近はかなり道が狭い。

京都バス出入庫系統
高野車庫→白川通り→大原

北大路→白川と市バスのような経路を通る。以前は朝6時台という極端な時間だったが、8時台と繰り下げられたのと引き替えにまたも年1日の運行化。乗車後に寂光院道経由便を乗りに行くことも可能だが、大原着後すぐ高野車庫に引き返さないと結構シビア。

京都バス出入庫系統
高野車庫→北山駅

北大路通りから下鴨中通り経由。沿道には府立大学やコンサートホールがあるものの、市バスや地下鉄の方が便利なのでこちらはまるで使われず、結局これも春分の日限定に。ダイヤ的に他の春分の日路線と同時に乗るのは中々厳しく、タクシーも取り入れないと難しい。


9月5日運行
江若バス高島今津線
安曇川駅北小松駅

沿道にある白鬚神社の例祭に合わせ、毎年1日だけ運行。こちらはシャトルバスではなくれっきとした一般路線で、公式サイトにも年中時刻表が載っている。かつて大津〜近江今津〜小浜と運行していた路線の一部分で、現在は安曇川近江高島駅コミュニティバス近江高島〜白鬚神社がデマンドタクシー、白鬚神社〜北小松駅はバス路線無し、と普通のバス路線が全滅した区間。路線は全区間国道161号線かその旧道で、年に1回だけかつての面影を偲ぶことが出来る。
当日は近江高島〜北小松は白鬚神社発着の区間便を含めると20〜40分間隔と結構な高頻度。安曇川も1時間に1便程度あり。


10月1日運行
京阪バス47系統
山科駅大津京駅

今度の10月1日から新たな年一運行の仲間入り。西大津バイパス経由で山科と大津京を結んでいるが、元々この間は湖西線で1駅、更に西大津バイパスは通行料無料なので車があればすぐ行き来出来るので、わざわざバスなんて使う客は無い。かつては四条大宮〜琵琶湖ホテル(移転前、現びわ湖大津館)という長距離路線で、国道1号線経由の46系統と対になっていたが、京津線と完全並走する46系統は10年前に廃止になり、駅以外で湖西線と並走しないため辛うじて生き残った47系統も年々改正の度に減っていった。年一運行の直前は平日午前に2往復だけだった。