地図より


距離測定を使えば、駅のホームの長さも測れる。東海道線のような古い路線は、昔の客車時代の名残からか長いホームがある駅が多い。特に静岡地区の沼津~浜松間は、ごく一部に7両8両編成の便がある以外は3~6両ばかりだが、この区間の駅の有効長は大体280m前後、富士のような主要駅だと300mを超える。現在の車両は1両20mなので、14~16両くらいは対応。両端をかさ上げしていないホームもあるため、今対応出来る両数はそれより少し少ない程度の駅も多いが、それでも大半の駅は現在は有効長の半分以下しか使わないので明らかに持て余し気味。例外として夜行列車サンライズは14両のため、この区間で停車する沼津・富士・静岡・浜松ではフルで使われ、他の駅でも緊急停車などの非常時に活用できる可能性がある。
この写真は東海道線最新の駅である御厨。近年の駅は最初から有効長が削られ、御厨は200m=10両分の長さしかない。8両編成の便に少し余裕を持たせた形で、臨時列車等で10両の列車が使われる時が来るのかもしれない。