滋賀の旧野洲川。野洲川は70年代まで、JRの橋を越えて少し先の辺りで南北に分裂し琵琶湖に流れていた。この2本と琵琶湖に挟まれたエリアは三角州となり、水害リスクが高いため、79年に2本の間を通る新しいルートで川を開削。旧ルートの川は水が止められて廃川。
といっても跡地は簡単に消せるようなものでもないので、現在は昔の川の形に沿って、公園やビニールハウス・畑といった農地に転用されている。河川の跡地は地盤が非常に緩い上に水も含みやすいため、鉄道の廃線跡と違い宅地には向かず、建物自体も殆ど建てられていない。