撮影写真より


どう見ても介護施設の送迎車にしか見えないが、これもバス。南あわじ市コミュニティバス「らん・らんバス」。高速バスも運行するみなと観光バスが担当する路線はローザとハイエースコミューターが使われるが、唯一タクシー会社の南あわじ観光タクシーが担当する北循環線のみ、ハイエースハイエースでも福祉車両のウェルキャブが使われる。なので介護施設の車そのもの。ナンバーも福祉車両扱いなので8ナンバー。尚、現在は下半分が緑のラッピングになっている。
ベースはバンDXの標準幅(ナロー)+ハイルーフ。通常のワゴン・コミューターは全てワイド幅で、5ナンバーサイズに収まる標準幅はバン専用なので、コミュニティバス用のハイエースで標準幅サイズはウェルキャブしか存在しない。ベースのバンDXは、ノーマルだと後部は路線バスサイズのベンチシートが1つあるだけだが、これを取っ払ってリフトやシートを搭載して、ワゴン同様10人乗れるようになっている。Cピラー手前の窓は、バンだと固定窓のみだが、ウェルキャブだとワゴンと同じく一部開けられる。
幅が狭い分、ワゴンに比べると車内はぎゅうぎゅう感が強い。最大人数が乗車しようとなると補助席を出さないといけなくなる。補助席は全グレード標準幅だった100系の頃はコミューターにも付いていたが、200系ではこのウェルキャブのみ。